おいしけりゃなんでもいい!

身近にある美味しいものを探したい。おいしけりゃ、なんでもいいんだけれど。

世界一のスコッチ"ジョニーウォーカー"の魅力と種類、飲み方に迫る

皆さんはこの男をご存知でしょうか?

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その名はストライディングマン。世界で最も売れていると謳われているスコッチウイスキージョニーウォーカー」のキーキャラクターです。常に前を向いて進み続けるというブランドコンセプトを表す"歩む紳士"をひっげたジョニウォーカーは今日に至るまで多くの人に愛されています。


今回は筆者もこよなく愛する、偉大なるジョニーウォーカーの魅力について、歴史やその種類、楽しみ方を紐解きながら理解を深めていきましょう。

世界No.1? ジョニーウォーカーとは?

ジョニーウォーカーという名前はもはやお酒を普段飲まない方にもその名が知られています。


お酒の分類でいえばウィスキーの一種。中でもスコットランドで作られているスコッチウイスキーで、いくつかの造り手のウイスキーを混ぜ合わせた"ブレンデッド"という種類のウイスキーになります。この辺りの解説は以下の記事をご参照ください。

bollet.hatenablog.com


さて、ジョニーウォーカーはそんなスコッチの中でも、世界で最も広く知られ、販売されていると謳われている名実ともに世界一の銘柄だと言えます。なにをもって世界一なのか、世界一に意味があるのか・・・ということは差し置いても、これだけ長く多くの方に愛されるジョニーウォーカーが偉大なウイスキーであることは、ウイスキーラバーとしては異論の余地はないでしょう。

ジョニーウォーカーの歴史をサラっと解説

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ジョニーウォーカーの歴史を辿ると、そこにはジョン・ウォーカー、すなわちジョニーウォーカーの名のもととなった人物にまで行き着きます。ジョンは自分で作っていたウイスキーキルマーノックウイスキーと称して食料品店で本格的に販売を開始します。


その後、息子のアレクザンダー・ウォーカーと孫のアレクザンダー・ウォーカー2世によって"ジョニーウォーカーの原型ともいえるウィスキー"は"今日のジョニーウォーカーの原型"にまで昇華させられます。具体的には特徴的なスクエアデザインのボトル24度にこだわりのあるラベルの角度*1などはこの時に確立されています。


20世紀に入るとより商業性を高めていったジョニーウォーカーはデザイナーのもと、ジョニーウォーカーの命とも言えるストライディングマンを生み出し、この時点で現在のジョニーウォーカーのブランドはほぼ確立していたと言えるでしょう。


現在ジョニーウォーカーはイギリスに本拠を置く大手酒類メーカーのディアジオが権利を所有しており、日本ではキリンホールディングスが正規輸入元として精力的に輸入を続けています。

ジョニーウォーカーのラインナップ

ジョニーウォーカーの特徴の一つと言えば、ラインナップを色で分類している点にあります。あえて熟成年数や分かりやすいランク付けを大々的に押し出さないことで、それぞれの商品に高価/安価という値段以外の意味を持たせる戦略なのでしょう。


ここでは今現在、手に入るジョニーウォーカーのラインナップをまとめておきましょう。順番は個人的なおすすめ順で、飲んでおいて損のない順に並べてあります。

ジョニーウォーカーフラグシップジョニーウォーカーブラックラベル」


通称「ジョニ黒」の相性で親しまれているジョニーウォーカーフラグシップ的な立ち位置のボトル。


熟成年数(12年)の表記がラベルに記載されているジョニーウォーカーとしては珍しい扱いが気合の入り方を思わせます。12年の熟成はスコッチとしては長くもなく短くもなく・・・まさに飲み頃の域に差し掛かる年代。


そんなエイジングを表すかのようにバランス重視の味わいには、ほのかな甘みとしっかりとした酒質を感じさせる完成度の高い一本で、ジョニーウォーカーを語るならまずは試したい一本。ご自宅用に購入するにもお求めやすい価格も魅力です。

ジョニーウォーカーの最高峰を嗜む「ジョニーウォーカーブルーラベル

ジョニーウォーカーのラインナップの中でも特に異色の存在なのがこのブルーラベル


具体的な熟成年数は明かされていない((1990年ころまで、このブルーラベルは"オールデスト"という名で販売されており、ラベルには熟成年数が15~60年と記されていた時代もある。わずかしか入っていないと推測はされるものの、当時は60年物の古酒をブレンドとしていた。(現在は年数の表記が無いため断定はできない)))ものの、ジョニーウォーカーのラインナップのなかでは群を抜いた長期熟成の原酒を用いた銘酒で、毎年の生産本数も限られているため、ボトルごとにシリアルナンバーが割り振られています。


味わいは長熟らしい厚みとやわらかさを兼ね備えた酒質で、なにも加えずストレートで飲んでおいしい貴重なブレンデットウイスキーのひとつだと思います。


ジョニーウォーカーの中でも一番に挙げる人が多く、特に目上の方へのプレゼントなどにもオススメなので知っておいて損は無いでしょう。

普段のみに使える値段の安さが魅力の「ジョニーウォーカーレッド」

ジョニーウォーカー・レッドラベル、日本では通称ジョニ赤として親しまれているジョニーウォーカーの最も低価格のラインです。実際に使用されているウイスキーも若い熟成のものが多いとされていて、それを想わる少しピリっくる味わいをどう捉えるかで好みが分かれるところ。


個人的にソーダ割りには相性の良い銘柄で、値段も1000円前後とスコッチの中では最低価格層になるため、普段飲みに常飲しても良いウイスキーだと思います。

独特の形状が興味をそそる「ジョニーウォーカー スイング」

船に揺られても倒れることのない独特の形状が特徴のスイング。ジョニーウォーカーはボトルやラベルデザインにこだわりがあったのか、特徴的なデザインのボトルも多く存在します。


スイングは20世紀半ばころからラインナップに加わった、ジョニーウォーカーのなかでは赤・黒に次ぐ古参のボトル。中身は熟成17年以上のウイスキーのみを使用していると言われています。


ジョニーウォーカーの中でも特に飲みやすさを意識した仕上がりの印象で、サラリとした飲み口に適度な熟成効果が加わり、全体的にまろやかで大人しい味わいです。

モルトの旨味を活かした通好みの「ジョニーウォーカーグリーン」

2012年に惜しくも販売中止となったジョニーウォーカーの緑は15年熟成ベースのジョニーウォーカーのはハイレンジ商品の代表選手ともいえる存在。2016年に再び発売されてたことでファンからも歓びの声があがっています。


このジョニーウォーカー緑はブレンデッドモルト、すなわち複数のシングルモルトを混ぜ合わせて作られたウイスキーで、他のジョニーウォーカーにグレーンウィスキーが配合されているのに対し、緑は大麦麦芽由来のウイスキーオンリーを配合。


コクがあり複雑さのある味わいながら、くどくないキレのある飲み口が通好みの一本となっています。

ジョニーウォーカーの深淵を垣間見る「ジョニーウォーカーラチナム

18年の熟成を経たジョニーウォーカーのハイレンジボトルのひとつ。円熟の極みに差し掛かる中熟原酒を使用した深みのあるプラチナムはエレガントな仕上がりながら、ジョニーウォーカーらしいスムースさも兼ね備えた一本。


プラチナを冠する豪華さから贈り物にもオススメしたいジョニーウォーカーといえるでしょう。

グリーンと対を成す「ジョニーウォーカーゴールドリザーヴ」


以前は18年モノとして発売されていたゴールドがプラチナムに取って代わられ、その代わりに誕生したのがグリーンの代わりに15年レンジを受け持つゴールドリザーブ。こちらはグレーンも使用したブレンデット。


後にグリーンの再発売によってその存在感は薄くなりつつありますが、グリーンと飲み比べることで"グレーンウイスキーの混ざったブレンデットはどうなるのか"を比較して楽しむのもアリかもしれません。

ジョニーウォーカーの飲み方・楽しみ方

ジョニーウォーカーはどのように楽しむと良いのでしょうか。
ウイスキーの楽しみ方は人それぞれですから、ジョニーウォーカーも各自美味しいと思う飲み方で楽しめばいいと思います。


しかし、各種あるジョニーウォーカーのラインナップの魅力を活かすうえでは、ある程度楽しみ方を決めていくのもオススメ。
先ほど紹介したベースラインナップの個人的なおすすめの飲み方をまとめると以下の様になります。


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ざっくり解説すると、割って気軽に楽しむのがちょうどいい(そのままだとむしろキツイ)レッドラベル、割ってもいいしそのままでも良い汎用性の高いブラックラベルあたりが日常的に飲むのには丁度よく、ブルーラベルや後述するオールドボトルあたりはぜひストレートやトゥワイスアップで特別な時に・・・という感じでしょうか。


もちろんハイレンジのものをソーダで割って楽しむのも魅力的でしょう。この表をベースに自分なりの楽しみ方を模索してみてください。



ウイスキーの飲み方については以下の記事も参考までに。

bollet.hatenablog.com
bollet.hatenablog.com

時間を越えた美味しさ…ジョニーウォーカーのオールドボトル

味わいが違う?オールドラベルの魅力

熟成を経た古いワインは得もいえぬ味わいを持っているというのはワインを飲まない人にとってももはや常識となっています。それと同じく樽で長い時間寝かせたウイスキーにも相応の魅力がつっているもの・・・。


しかしウイスキーにはさらに、瓶に詰められてから長い時間を経たことによって稀少性が高まるオールドボトルなる分野が存在します。


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こちらは以前飲んだジョニーウォーカー黒の50年ほど前に流通していたボトル。モノトーンで分かりづらいのですが、よく見てみるとジョニ黒の特徴でもある"12"という熟成表記が無かったり、キャップ部分が金色だったりと違いがあります。

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こちらはジョニ赤のなんと60年は前のものというボトル。今と比べると一見あまり差は無いようですが、ストライディングマンの色調やボトルに細々とした違いが・・・。


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同ボトルのキャップは今と違ってコルクキャップ仕様で、かつ頂上にさりげないストライディングマンが・・・。今では「お金と時間の無駄」と切り捨てられてしまいそうな細々としたギミックが魅力的です。



50年程度の時を経たとはいえ、ちゃんと大切に保管されていたウィスキーは決してへこたれることなく、芳醇で濃厚な味わいを持っていました。それはもはや今のものよりも濃厚に感じられるほど・・・。


どうやら昔のウィスキーは作り方も違ったり、ブレンドのバランスも時代にあわせて変更されているそうで、加えて長時間にわたる保管でアルコールのカドが削れて天然水割りのようなスムースさももたらし、優しいのだけれど味は濃いという絶妙なバランスを生み出すのがオールドボトルの魅力だそう。


その稀少性から高価格がつきがちですが、お店などで出会うことがあれば試してみても面白いかもしれません。


ネットでも取扱いのあるお店もあるようですが、注意書きなどにもあるように骨董品に近い扱いでもあるため、リスクの伴う商品であることを覚えておきましょう。

昔は高級酒だった?

ジョニーウォーカーはいまでこそ低価格帯のスコッチとして親しまれていますが、昔は税率の関係で非常に高価なお酒でした。昔の映画などをみていても一種のステータスとしてジョニーウォーカーが登場する事がしばしば見受けられます。


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以前拝見する機会のあった昔の洋酒カタログではジョニーウォーカー黒が9000円、スイングに関しては15000円で販売されていることが記されています。そのため当時の人は海外旅行の免税店などで高価な洋酒を安価に購入し、キャビネットなどにいれて記念に保存していた人も多かったようです。


最近ではこの手の昔買って飲まれることのなかった洋酒を買い取って販売する業者などもいるそうで、こうした存在がマニアたちにオールドボトルを体験させる要因にもなっているのだとか。


いやはや、面白い世界ですね。

まとめ

世界No.1と謳われるジョニーウォーカー、やはり世界一と謳われるだけの実績と歴史を兼ね備えた銘酒でした。クオリティだけでなく大衆文化へ溶け込むための様々な戦略も、時代を築いてきた一因なのでしょう。


皆さんもこれを機にぜひジョニーウォーカーをお楽しみください。

*1:ジョニーウォーカーのボトルのメインラベルは必ず24度斜めにした角度で貼られている。これは遠目からみてそれだけでジョニーウォーカーだと識別できるよう計算されていると言われている。

【ジンから割合まで作り方を検証】プロレベルのジントニックを自宅で!

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ジントニック・・・バーやカクテルにハマると誰もがまず最初に試したくなる王道カクテル。
ジンとトニックだけで作られるのにその味わいは作る人によって千差万別。シンプルだから差が出るカクテルとも言われています。


今回はお店で出てくるようなジントニックをお家で楽しむための極意を検証。
技術的なところはともかくとして、ベースとなるジン、使う材料から割合までを考えていきましょう。

美味しいジントニックとは?

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美味しいジントニックを作るということ・・・それは以下のポイントをしっかり考えているかによって決まるといっても過言ではありません。

  • どのジンを使うのか?
  • ジンとトニックの割合は?
  • 副材料の有無(ライムやフルーツ、リキュール、ビターズ)
  • どの グラスを使うか?
  • 作り方はどうするか?


どのような味のジントニックを作りたいかで上記の要素は自ずと決まります。甘め、サッパリめ、ジン濃いめなど・・・人によってどのような味が好みかは変わってきます。


もちろん、好み云々以前に最低限の美味しいレベルにもっていくまでに気を遣うべきポイントもいくつかありますので、いろいろなバーでジントニックを飲み比べて見えてきた共通項を踏まえながらプロレベルのジントニックを素人がその場で作るポイントをここでは見ていきたいと思います。

目指したいジントニックを考えてレシピを先に決める

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まずはどんな味のジントニックを作るかを頭に思い描きましょう。


  • 好みのジンがあるのか?それを活かすのか?
  • サッパリなのか濃口なのか?
  • 酸味・甘味・苦味のバランスは?
  • ジンのフレーバーは強い方がいいのか、軽い方がいいのか?
  • ライムや副材料の風味をどれくらい活かすか、もしくは使わないか
  • 時間をかけて飲みたいのか、サクっと飲みたいのか


料理だろうがお菓子だろうがカクテルだろうが、何かを混ぜて新しい物を作り出すことにおいて最も重要なのは完成系の味を頭に描いておくことです。料理初心者が料理中にあれやこれや調味料をいれるのは完成系が頭に出来ていないため。これをやりはじめると味がまとまらずひどいことになります。


ジントニック作りも同様で、はじめに大まかにどんな味にしたいかを頭に描いておくことが大切になります。ジントニックにおける味の要素、方向性は上記のリストで大まかに判断できるでしょう。


特に甘・酸・苦はカクテルの味の構成において大切です。ジントニックの場合は甘味=トニック、酸味=ライム、苦味=ジン、ライム、トニック、副材料から決定されます。どのような材料を選び、どれくらいの配合にするかでこの三つの味をコントロールしていくワケです。


さて、ここから理想のジントニック作りに向けて、グラスや割合、材料の選び方についてもう少し具体的に考えていきます。
どのような味わいや雰囲気を生み出したいかによって材料や作り方を決定していきましょう。

ジントニック作りはグラス選びからはじまる

カクテルはどんなグラスにいれるかで味が変わります。豪華なグラスに入れれば高級感が増しますし、デザイン性の高いグラスにいれれば美味しさも増したように感じます。


ジントニックの場合は基本的にはタンブラーというコップ型の縦長グラスを使います。プロ仕様のタンブラーグラスは大きく分けて(1)バカラのような厚みのある重厚タイプ(2)うすはりのような薄さと軽やかさのあるタイプ(3)特殊素材系の3つに大別されますので、どれをチョイスするかが最初のポイントです。


(1)のタンブラーは厚みと重さがあるのでドッシリとした雰囲気を演出。高級感も出せます。


【松徳硝子】うすはり タンブラーM木箱2P

【松徳硝子】うすはり タンブラーM木箱2P

(2)は軽やかで口に当たる部分もうすいため口当たりがよく、炭酸のキレがダイレクトに口内に広がります。爽やかさの演出に適しています。


新光金属 COPPER 100 槌目タンブラー 大 S-503

新光金属 COPPER 100 槌目タンブラー 大 S-503

(3)は金属素材や真空断熱素材など。熱伝導率の関係で冷たさが維持できます。金属素材の口当たりは好みはあるものの、キンキンに冷えたジントニックを楽しめます。


どのグラスを選ぶかは好みしだいですが、(1)は良いものを買おうとすると高く、安価なものは安っぽさが出てしまいます。自宅で楽しむ分には比較的安価で手に入る(2)タイプか破損の恐れが少なく手入れに気を遣わない(3)タイプがオススメです。

ジントニックの 味を決定づける配合とベースの選択

ジンとトニックの割合、配合はジントニックの味のベースを決定する重要なポイントです。


一般的にはジン1に対してトニック2~4倍程度の希釈幅があります。2倍をとるか4倍をとるかでは完成した時の濃度が全然違うはず。1:2で割れば濃いめなのでゆっくり楽しめますし、1:4ならゴクゴクと飲める味わいに仕上がるでしょう。


この時にベースとなるジンについても考えます。濃いめのジン、軽口のジン、フレーバーが強いジンなど、ジンと一口にいってもその種類は様々。好きなジンがあるならそれを活かしても良いでしょう。


ジンについては書き出しているとキリがないため、以下の記事を参考にしてください。

bollet.hatenablog.com

トニックにも拘ってさらにプロレベルに

ジントニックの大半はトニックウォーターというミキサー(割材)で出来ています。トニックウォーターは長らくシュウェップスウィルキンソンの2強でしたが、最近では他ブランドがハイクオリティラインのものを展開し、選択肢は広がっています。


トニックについては、他の方の記事はになりますが以下にわかりやすくまとめられていますので、参考にしてみると良いのではないでしょうか?

the-tanaka.com


筆者もポッカサッポロのトニック以外は飲んだことがありますが、ほぼ同意見で、コスパ重視ならシュウェップス、クオリティ重視ならフィーバーツリーをお勧めします。


シュウェップス トニックウォーター 瓶 250ml×24本

シュウェップス トニックウォーター 瓶 250ml×24本


定期的に飲むならまとめ買いがオススメ。フィーバーツリーはそのまま飲んでもすごく満足度が高いので一度試してほしいですね。

ライムやビターズの副材料で差をつける

ジントニックの味はジンとトニックによって大まかに決定づけられていますが、そこからひとひねりを加えるのがプロ仕様に近づけるポイントです。


まず欠かせないのがライム。ライムは多少高くついてもプロ仕様にするなら生ライム一択です。生ライムはスーパーのフルーツ売り場などに売っています。だいたいレモンの近くに一緒に売られていますね。



もしどうしても既成のジュースを使用する場合はライムよりレモンの方がコスパは良いでしょう。

ポッカサッポロ ポッカレモン100 70ml×10個

ポッカサッポロ ポッカレモン100 70ml×10個

ポッカレモンなどは酸味が既製品の中では生に近いため、コスト面を考慮するならオススメです。



他にもプロの仕事を見ていると、ジントニックビターズというお酒を垂らしている光景をよく見ます。ビターズとは苦味の非常に強いお酒で、カクテルの風味付けや味の引き締めに少量使われる、料理でいうところの黒胡椒のようなモノです。特にジントニックにおいては苦味をプラスすることでトニックの甘みを引き締め、味の複雑さを増す効果が期待できると思われます。

有名なアンゴスチュラも良いですが、ジントニックにはフルーツフレーバーのビターズもオススメ。特にオレンジビターズはジンとの相性もよく、味を引き締めながらフレーバーを高めてくれます。


これ以外にも他のフルーツを加えてみたり、リキュールを垂らしてみたりとジントニックはアレンジの幅は広いのですが、まずは王道のジントニックを作るということで、ライムとビターズに注目してみると良いでしょう。

美味しいジントニックを実際に作ってみよう

どういう方向性でジントニックを作るか決めたらいよいよ実践です。


今回は筆者がいつも飲み始め一杯目に美味しいジントニックが飲みたくなったら作るレシピをご紹介します。コンセプトは以下の通り。



  • 食後にお酒タイムを楽しむ際の一杯目
  • 一杯目なのでスッキリとしている
  • ただ飲みやすいだけでなく、しっかり味わえる
  • 甘味が立ちすぎず、甘・酸・苦の調和がとれている


まずはグラス選びです。グラスは木村ガラスのコンパクトシリーズのタンブラーを愛用しています。うすめの口当たりがキリっと感をもたらします。


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ここにスーパーやコンビニで変えるロックアイスを3~4個入れます。小さすぎるものは溶けやすいので、中くらいのものと大きめのものを半々くらいで隙間なくグラスにつめていきます。製氷気の氷でも構いませんが、溶けやすいためクオリティは落ちます。プロ仕様を目指すなら氷も買いましょう。


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氷だけ入った状態でマドラー(無ければ箸などで代用)でよく混ぜてグラスを冷やすと同時に氷の霜を溶かします。溶けた水分は捨てます。


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ジンを30mlほど投入します。今回はジンのフレーバーをしっかりと持ちつつ、クリアな飲み口が特徴のタンカレーをベースにチョイスしました。タンカレーは事前に冷凍庫でキンキンに冷やしておきます。そうすることで氷が溶けにくく、しまりのある味わいを作り出せます。


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軽く混ぜて氷と馴染ませます。


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甘みをおさえスッキリ感をだすと同時に、ジンのフレーバーを感じやすくするためにソーダを10mlほど加えます(これをプレススタイルと呼びます。)。続いてトニックウォーターを80mlほど投入。ジンとの割合は1:3程度。バランス重視の配合です。注ぐときは氷の隙間めがけて優しく注ぎます


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事前にライムを1/6カット(縦に半分に切ったものをさらに3等分にくし切りする)にしておき、


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カットしたライムを一息で絞って果汁をだし、そのままグラスにライムを沈めます。


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優しく氷を数回持ち上げて撹拌します。炭酸が飛ばないように丁寧にかき混ぜるのがポイント。
マドラーをグラスの底に入れて氷をそっと浮かせるように。


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完成です。充分すぎるくらい美味しいジントニックが完成しました。


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レシピはジン、トニック、ライム、ソーダとシンプルですが、使う氷を市販のものにしたり、ジンを冷凍したり、トニックにソーダを混ぜて味のバランスを整えることでプロ仕様の味が再現できました。


今回ご紹介したジントニックは材料さえ揃えれば誰でも簡単に作ることができます。ぜひ挑戦してみてください。

タンカレー ロンドン ドライジン 47.3度 750ml

タンカレー ロンドン ドライジン 47.3度 750ml

【木村硝子店】 コンパクト 10ozタンブラー

【木村硝子店】 コンパクト 10ozタンブラー

シュウェップス トニックウォーター 瓶 250ml 1本

シュウェップス トニックウォーター 瓶 250ml 1本

まとめ

ジントニックはシンプルなカクテルだけに奥深いカクテルです。今回ご紹介したレシピ以外にも美味しいレシピは無数に存在します。どのようなジントニックに仕立てたいのか、そこを明確にしていくことで色々な味わいを作り出すことができるはずです。


ぜひプロレベルの美味しいジントニック作りに挑戦し、最終的には自分なりの至高の味わいを追求してみましょう。



アレンジで他のフルーツを使いたいと言う方はまずはライムと親和性の高い柑橘類から攻めてみましょう。以下の記事で挙げている柑橘はどれもジントニックとの相性も抜群。絞ったり潰してジントニックに混ぜ込むだけでアレンジできます。

bollet.hatenablog.com

高級フルーツを食べつくした筆者による美味しいおすすめ柑橘ランキング

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季節ごとに顔ぶれが変わり、同じフルーツでも品種や味わいが時期ごとにうつろっていく・・・。
そんな魅力にとりつかれてフルーツ食べまくっている筆者が冬から春にかけてオススメしたい柑橘類をランキング形式でご提案致します。


多分に独断と偏見を挟みながらも、なるべく多くの方の共通項となりえるような基準で選出していきたいと思いますので、ぜひ参考にして美味しい柑橘を召し上がってみてください。

柑橘の魅力を知る

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ブランド戦争勃発!多種多様な柑橘から好みを探る

近年さまざまな品種が市場に投入されている柑橘類。主な旬は冬から春にかけてで、この時期はフルーツ売り場の大半が柑橘で埋め尽くされることになります。


同じ品種でも地方ごとに名前を変えて販売されていたりもするため市場には常に多くの柑橘が出回り、消費者も無数にある柑橘から好みのものを探しだす楽しみがあるのが柑橘の魅力といえるでしょう。

気軽に栄養補給できる柑橘

柑橘といえばビタミンCをはじめとした栄養の宝庫。実際はフルーツのなかで特別栄養価が高いというわけではなかったりしますが、それでも冬場に食べるみかんのように、気軽に栄養を摂取できるものも多いですよね。


柑橘の出回る時期は冬場ということで風邪を引きやすい時期でもありますから、風邪予防にもオススメです。

爽やかな香りがリラックス効果も

爽やかな香気成分を含んでいるものも多い柑橘類。その多くは皮に含まれているのですが、なかにはリラックス効果が認められているものもあるなど、柑橘の香りはフルーツのなかでも特に存在感のあるものです。


食べるだけで部屋中に広がる柑橘の香りも一緒に楽しめるのは嬉しいですね。

加工してよし生食してよしの使い勝手のよさ

お菓子や料理に使っても生のまま食べても美味しい使い勝手のよさも柑橘の魅力。お酒との愛称もよく、カクテルの材料にジュースを絞って使うのもオススメです。



そんな数々の魅力に溢れた柑橘・・・そんな中で特にオススメしたい、一度は食べてほしい柑橘をランキングをまとめましたのでご覧ください。贈答用にもオススメです。

第9位:あなどるなかれ用途は無限大の「日本産レモン」

レモンというと外国産のイメージも強いかもしれません。外国産レモンは輸送の関係上防腐剤使用量も多く敬遠する方も多いのですが、実は日本国内でもレモンは作られています


広島、愛媛、和歌山なとが代表的な産地で、国産に関しては10~12月頃が旬になります。一般的なレモンの他にレモンとオレンジの交雑種であるマイヤーレモンなども作られていて、国産レモンも徐々にそのレベルを上げているんですね。


個人的な印象から言わせて頂くと国産レモンは酸味が少しおだやかな傾向にあり、外国産ほど刺激的なイメージではありません。そのためジュースなどにして飲用にするのはもちろん、料理やお菓子での加工においても用途は広く、また農薬面でも安全性が高い傾向にあるので、ぜひ冬場は国産レモンに一度は手を伸ばしてほしいですね。



第8位:忘れられ行く味はもはや哀愁すらも感じさせる「夏みかん

明治屋 フルーツマーケット 夏みかん 450g

明治屋 フルーツマーケット 夏みかん 450g

夏みかんと聞いて身近に感じられる方は今はもう少ないかもしれません。どちらかというと"懐かしい"という印象か"食べたことが無い"という方の方が多いのではないでしょうか。


夏みかんは以前はよく見かけることの出来た柑橘でしたが、酸味の強さ、甘みの弱さ、食べづらさといった昨今のフルーツのトレンドの真逆を行き過ぎたがゆえに、その存在は隅に追いやられてしまいました。しかし柑橘としては非常にレベルの高い品種だと思います。


他の柑橘同様に冬には実をつけますが、酸味が強すぎるため翌年の5~6月まで寝かせて酸を和らげるため、食べごろは夏頃になります。このことから夏みかんという名前が付けられたと言われています。しかし強めの酸味とほのかな甘みが夏に食すにはピッタリで、その存在は忘れられるべきではないと思います。

第7位:さっぱりとした味わいと爽やかかつ豊かな香り「日向夏

日向夏はゆずの突然変異といわれている柑橘です。ニューサマーオレンジ」、「土佐小夏」、「小夏みかんなどの愛称でも親しまれ、近年急激に柑橘市場でも多く見られるようになってきました。


子供の握りこぶしくらいの大きさが主流で、皮を向いて現れる白い皮はみかんよりも厚みがありますが、この白皮ごと食べることができます。


さわやかな酸味とスッキリとした甘味に加え、どこかゆずを思わせるような特有の香りが特徴で、一度食べるとハマる人も少なくないことでしょう。


加工にも生食にも向いたオールマイティな立ち位置も魅力ですね。

第6位:ジュースにした際のおいしさは類を見ない「ブラッドオレンジ」


ブラッドオレンジというと一昔前はおしゃれなレストランのドリンクメニューのひとつくらいでしか見かけなかった柑橘ですが、最近は国内生産が盛んに行われており、主に春頃に流通しているのを見かけるようになりました。


ブラッドオレンジは果肉の赤いオレンジの総称で、モロ種、タロッコが有名です。


甘味と酸味がどちらも強く、普通のオレンジと比べると酸味が際立たないため濃厚さを感じやすい味わいです。国産のものは特に品質がよく、そのまま食べるのはもちろんですが、絞ってジュースにした際の味わいはピカイチ。贅沢に絞って楽しみたいですね。

第5位: 食べ比べて実力を理解して欲しい度No.1「"フロリダ"産のホワイトグレープフルーツ」

グレープフルーツがこの順位にはいってくることに疑問を感じる方もいるかもしれませんが、ポイントはフロリダ産であるということです。


グレープフルーツはオレンジ同様に年中出回っているため、旬や産地を意識することがあまりありませんが、筆者は5月前後しかグレープフルーツを食べません。なぜならこの時期に出回るグレープフルーツは他の時期のものと比べるともはや別物だからです。


冬から春にかけてホワイトグレープフルーツはフロリダ産が旬を迎え主流になります。フロリダ以外だとカリフォルニアと南アフリカがホワイトグレープフルーツの産地ですが、中でもフロリダ産は果汁量、味の濃さ、甘味の強さが群を抜いています。食べ比べると正直同じフルーツと認めたくないくらいです。


機会のある方はぜひ産地と旬の時期を意識してグレープフルーツを食べてみてください。真の実力を知ればきっとグレープフルーツをより好きになるはずです。

第4位:インパクトのある見た目と裏腹に控えめな味わい「メローゴールド」



大小さまざまサイズが入り乱れる柑橘の中でも特にビックサイズなのがこのメローゴールド。


グレープフルーツと文旦の一種であるポメロの掛け合わせにより生まれたこのフルーツはカリフォルニア生まれ。最近ではその食味の良さからスーパーなどでも見かける様になってきました。


味わいはグレープルーツから苦味をとった味というのがしっくりくる。苦味ラバーとしては物足りないが、そのまま食べる分にはクセも少なく食べやすいといえます。皮が非常に厚く、白皮も食べられないので剥くのが面倒ですが、こと生のまま食べるという事においてはコスパの良い柑橘だと思います。


今後より注目されていくだろうという期待を込めて第4位に認定しました。

第3位:皮ごと食べられる栄養価の高さと手軽さが魅力「きんかん」

その存在こそ知っていても好んで食べることをあまりしないのが「きんかん」。きんかんの魅力はなんといっても皮ごと食べられる手軽さと小粒ならではの食べやすさ。


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柑橘類はまるごと一個自分で食べるとなると持て余し気味だったり、皮を剥くのがめんどうだったりして敬遠する方も多いのですが、きんかんはその点では柑橘のなかでは珍しく皮ごとイケるのが特徴。皮に含まれる栄養価も摂取できて一石二鳥。


加工するなら安いものを購入してもいいのですが、そのまま食べるなら完熟モノを選ぶのがコツ。ものによってはぶどう並みの糖度を誇るものもあるので、たまの贅沢と栄養補給に食してみては?

bollet.hatenablog.com

第2位:甘みと酸味のバランスにかけてはトップレベル「デコポン


第2位にはその知名度もだいぶ高まりつつあるデコポンデコポンとは"不知火"というみかんとぽんかんの掛け合わせ品種のなかで一定の基準をクリアしたものを指す名称。


糖度13度以上、クエン酸1.0%以下ということで甘みが強く酸味が立ちすぎない濃口の味わいが特徴。食べごたえがあり、デザートとしてそのままでも成立する存在感が魅力です。

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柑橘は数多くあれど、ここまで単体で完成された味わいのものは少なく、またブランドフルーツの中でも全国的な基準が設けられているという特異性に注目して2位にランクイン。


高級感のあるフルーツながら、今後ますます浸透していく柑橘のひとつだと言えるでしょう。なかなか値段ははりますがデコポン販売に定評のあるおすそわけ村などの通販サイトを利用するのもオススメです。

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第1位!柑橘の王者!繊細かつ芳醇な味わいと香りが頭一つ抜き出る「せとか」

せとか 大トロ柑橘 みかん 愛媛産 訳あり 4kg

せとか 大トロ柑橘 みかん 愛媛産 訳あり 4kg


堂々たる第1位は「せとか」を挙げておきましょう。タンゴールというみかんとオレンジを掛け合わせたタイプの柑橘で、具体的には清美オレンジとアンコールというマンダリンオレンジの一種を掛け合わせたものに、アンコールという柑橘を掛け合わせて生まれました。


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まさしくオレンジとみかんの良いとこどりをした柑橘で、みかんのように甘くてぼやけた味わいでもなく、オレンジのように酸味や香りのエッジが効きすぎてもおらず、バランスのとれた味わいと風味は完成度が非常に高いフルーツです。


フルーツ好きとして事あるごとに知人に色々とフルーツを食べせていますが、フルーツ全体の中でも印象に残る率が高いのがこの"せとか"です。一玉あたりの値段も高いのが頷ける絶品柑橘と言えるでしょう。


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まとめ

魅力的な柑橘をランキング形式でご紹介して参りました。


柑橘のシーズンである冬から春にかけて、最旬の柑橘は常に変化しています。貯蔵性の高いフルーツではありますが、やはり最旬に収穫されたものが年間通して一番魅力的です。


中には高価な柑橘もありますが、どうせ試すのであれば築地市場ドットコムなどを利用して最高品質のものを試しましょう。贈答用にもオススメできます。


ぜひ旬の時期と品揃えの移り変わりを楽しみながら柑橘を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ワインサロンまで展開する漫画「神の雫」が面白いので読んでみてほしい

ワインといえばそのマニアック度から数多のスノッブを生み出しているお酒の分野としても有名ですが、その話題に事欠かない点から作品の題材としても多く利用されています。


今回ご紹介する漫画「神の雫」もそのひとつ。ワイン関係の方からも賛否両論巻き起こる同作ですが、ややこしいワインスノッブはスルーしてもこれが読んでいて色んな意味で面白い作品なのです。


というワケで今回は漫画「神の雫」の魅力に迫っていきたいと思います。

ワイン業界に影響を与えた漫画「神の雫

ここ10年前後でもっとも業界に影響を与えた作品いえば漫画「神の雫」。


その影響力ははかり知れず、作中で取り上げられたワインは市場から姿を消すこともしばしば。連載開始から10年をとうに過ぎている現在でもワインショップや酒屋で「神の雫掲載ワイン」を恭しく掲げているほど。


長寿化しやすい傾向にあるグルメ漫画の例にもれず、44巻で第1部を完結させたのちに最終章と称した続編が連載中の同作。いまではワイン業界に多大な影響を与えた作品としてフランスでも評価を得ています。


あらすじとしては、世界中のワイン業界に影響力を持つ作中最強のワイン評論家にしてワイン愛好家・神咲豊多香を父に持つサラブレット主人公・神崎雫が、豊多香に養子に迎えられていた気鋭の天才ワイン評論家・遠峰一青と残された遺言のもとに彼のセレクトした十二使徒とその上に君臨する神の雫なるワインを探すバトルを繰り広げるというもの。


天才とサラブレットによる対決ですからそれはまさに常人には理解できない領域になること必至。この常人には到底理解しえないワインバトルが一周まわってワイン初心者である読者に親しみやすさを与えることになっている・・・というのは作者の意図した通りなのかは分かりませんが、ここからは個人的に神の雫がワイン初心者にとっても単純におもしろいグルメ漫画であるということについて語りたいと思います。

ココが面白いよ「神の雫

スケールの大きすぎるワインの表現

主人公とライバルによるワイン対決は遺言に残された各々のワインが与えるイメージをヒントに12本+1本のワインを探し当て、かつ的確にテイスティングし表現したどうかによって勝敗が決められます。


主人公達はこの選ばれたワインを探す過程でさまざまなワインと出会い、また目的の一本を見つけだしていくわけですが、その表現がとにかくすごい。


確かにワインの表現と言えば「濡れた犬の香り」とか「猫のおしっこ」といったような「それどこで嗅いだんだよ」という表現が使われる事で有名ですが、現実のテイティングにおいてこれらの表現は規格化された表現で、どのような場面で使うかは実はほぼ明確に定まっているものなのです。


それはつまり、ある音を聴いて「この音階はなにか」、と伝える時に「ファの#」と表現するのと同じような記号表現に近いワケなんですね。


しかし、そこは漫画の世界。神の雫において彼らが表現するのはそんな決まりきった記号表現ではありません。


たとえば第一の使徒を巡る戦いにおいて、主人公・神崎雫は第一の使徒「シャンボール・ミュジニー・レ・ザムルース/ジョルジュ・ルーミエ 2001」を以下の様に表現します。

2匹の絡み合う蝶はどこか謎めいていて・・・・ 捕まえられる 今なら― ああ 行ってしまった・・・・・
でも俺は自分から近寄っていけた ただ遠巻きに眺めるだけでなく 想像の翼を広げてこの光景の中に舞い降りることができた―
神の雫」 第6巻


と、このように一本のワインからここまでの表現を得ています。
一応解説しておくと第一の使徒である「シャンボール・ミュジニー・レ・ザムルース/ジョルジュ・ルーミエ 2001」、この2001年とは必ずしもブルゴーニュワインにとって恵まれた年ではありませんでした。


しかしだからこそ人の努力・工夫が介入する余地があった。第一の使徒は天に一方的に与えられた自然と完成されたワインではなく、人の手が介入した痕跡を感じさせるものであったということをこの雫の表現は示しているのです。


ちなみに作中最強の評論家であり遺言を残した本人である神咲豊多香はこのワインをこのようにして表現しています。

深い森の奥に佇む泉に舞うつがいの蝶

私は原生林に覆われた深い森の中を彷徨っている 苔生した木々から湿り気を帯びた生命の香りが漂う中
癒やしを求めて森の中を目指して歩く ふと目の奥に差し込む一条の光に私は気づく
森の中にあるはずのない花や赤い果実の香り 胸に手を当て逸る心を納めながら歩美を速める
不意に森が開け 奇跡のように湧き出した澄みきった小さな泉 砂漠の中のオアシスのように澄みきった水に手を浸し
そっと上澄みを口に運ぶ なんという甘さ なんという気高さ
自然の恵みがもたらしたこの豊かさは 人の手の及ばぬこの処女地にこそふさわしい
おお見よ あの絡み合うふたつの菫色の蝶たちを! この泉はお前たちの聖地なのかもしれない


うーん。壮大過ぎるスケール。一本のワインからこの風景を感じとる豊多香もすごいですが、この遺言から一本のワインを見つけ出す主人公たちのすごさは改めて身に沁みます。


まさに詩的世界。神の雫はワインの持つ詩的で芸術的な側面をこれでもかというほど強調した作品なのです。すごい。


ちなみに作中で登場するワインの別ビンテージ。さすがは選ばれし使徒だけあり、なかなかのお値段ですね・・・。

グルメ漫画のお約束、ワインが人の人生を変える

作中に登場する人物はすべからくワイン好き、もしくはワインを好きになる運命にあります。初登場時はワインを嫌っている人物も雫や一青の影響でワインに感化されていく運命にあります。


そんな中、ワインによって人生を変えられてしまう人々のドラマも神の雫のみどころのひとつ。



例えば原作1巻より登場しているサブキャラクターの美島壮一郎。もともとはワインに実直な愛情を示していたものの、過去の失恋を機に性格をこじらせてしまっている初回登場時はワインを金儲けの道具程度にしか捉えられなくなってしまっている典型的な嫌味キャラでしたが、雫の奮闘によりワイン愛を取戻し、かつての想い人と結ばれ、以後はことあるごとに主人公達を手助けするサポーターへと転身します。


ブルゴーニュの天才・アンリジャイエの代わりとして美嶋のために見つけ出した雫が見つけ出したエマニュエル・ルジェ。中でも99年のルジェのクロ・パラントゥはジャイエが作ったという噂があるという・・・。


神の雫の世界では、時に仕事を成功せたり、時に恋を成就させたり、ある時は病気と向き合い、ある時は死んだ人と対峙させられたりと、ワインによって実にドラマティックなストーリーが展開されていきます。


ワインとの出会いで人生を変えられる登場人物もさることながら、1~2本のワインでここまで話をふくらませてしまう原作者に感服。すごい。

ワインのためなら命をかける天才ワイン評論家・遠峰一青さん

個人的にこの漫画の最も注目したいポイント。本作は基本的に雫と一青の視点が切り替わりながら進行するダブル主人公モノ。雫が王道路線でストーリーを展開させるのに対し、もう一人の主人公である一青のワイン探しは常軌を逸しています。一青のイカレ具合はもはや作中の登場人物たちにすら認められている模様で、身近な人々にまでドン引きされるシーンも・・・。


そんな一青さんのワインにかける情熱を、ここではざっと振り返ってみましょう。

ワインを求めて世界的ワイン評論家に養子縁組する

神の雫(1) (モーニングコミックス)

神の雫(1) (モーニングコミックス)

かなり初期の方でさらっと明かされてしまうのと、一青さんの他の言動・行動と比べるとインパクトに欠けるためあまり注目されていませんが、ワインのために養子縁組までしてしまう一青さん。半端ないです。(ちなみに物語が進むにつれ、こうなる運命だったことを裏付ける事実が明かされるわけですが・・・)

ワインを求めて土を食べる

神の雫(2) (モーニングコミックス)

神の雫(2) (モーニングコミックス)

ブルゴーニュテロワール、すなわち土地の個性を完璧に理解するため、ワインを作っている畑の土を片っ端からテイスティングしていく一青さん。土を食べてどこの畑か言い当てていく様はまさに鬼神。恐怖すらも感じます。

ワインを求めてタクラマカン砂漠で遭難

神の雫(8) (モーニングコミックス)

神の雫(8) (モーニングコミックス)

第二の使徒戦においてはワインを求めてはるばるタクラマカン砂漠へ命がけで乗り込む一青さん。途中遭難して死にかけるも、現地ガイドの女の子と出会い窮地を免れます。まさかここで出会った女の子が後々までキーパーソンになるとは思いもよらず・・・。後にも先にも一青さんの旅先アバンチュールでメインの座を射止めたのは彼女だけでしたね。

ワインを求めてマッターホルンで行き倒れる

神の雫(17) (モーニングコミックス)

神の雫(17) (モーニングコミックス)

第五の使徒戦ではライバル・雫と同日別ルートでマッターホルンに挑戦。途中で高山病に倒れるも奇跡的に救出されるという神業を披露。ワインのためとあらば死地へも果敢に挑戦する一青さんのイカレぶりに周りの人達もヒヤヒヤです。

ワインを求めて100万で朝まで遊園地を貸切にする

神の雫(11) (モーニングコミックス)

神の雫(11) (モーニングコミックス)

第三の使徒戦では遊園地に答えがあると踏んだ一青さん。数日間毎日遊園地で過ごすも飽き足らず、結局わいろを渡して100万で朝まで遊園地を貸切に。はたして100万で一介の遊園地を貸し切れるのかは分かりませんが、メリーゴーランドで天啓を受ける一青さんの姿は特筆モノと言えるでしょう。

ワインを求めてインスタラクターの静止を振り切ってスキューバーダイビング

神の雫(33) (モーニングコミックス)

神の雫(33) (モーニングコミックス)

まともな訓練経験もないのにインストラクターの静止を振り切ってダイビングを続ける一青さん。最終的にはインストラクターを手籠めにして危険深度へ決死のダイビング。失神するもなんとか助け出されるという、そろそろデジャヴな神業を披露しています。

ワインを求める過程でなぜか世界中の女性とアバンチュール

若く聡明でイケメンな一青さん。ワインのためにことあるごとに世界中に旅立つ冒険家的な側面をもっていますが、旅先ではジェームスボンドよろしく、まるでボンドガールかのように決まって美しい女性が傍に・・・。その内の多くの女性と関係を持つも、後々まで登場するのはタクラマカンで出会ったローランのみ。中にはなにもなく放置される女性もいたり・・・。いやいや、罪な男ですね。

神の雫の原作者・亜樹直に注目!

神の雫は原作者と漫画執筆を別の人が行っているタイプの漫画。絵の方も非常に描写力に溢れていて、写実的な風景から漫画チックな表現までを多彩にこなし、色気のある女性を描かせたらトップレベルなオキモトシュウさんにも注目したいところですが、今回は原作の亜樹直さんに注目。


亜樹直樹林 伸という漫画原作者、小説家、脚本家などの顔を持つライターの名義のひとつ。樹林伸氏は他にも別名義で安童 夕馬、青樹 佑夜、天樹 征丸など様々な名義を持つ人物で、神の雫の名義である亜樹直は実は実姉との共同名義。


もともとは講談社の社員として編集に携わっていた経歴を持ち、ワインに関してはプライベートでもオタク級の愛を注いでいると言われています。


ワイン好きと神の雫効果がこうじて神の雫ワインサロンなる通販サイトまで立ち上げているので、神の雫の世界感を堪能したいなら挑戦してみても面白いでしょう。


また、樹林伸と聞いてピンと来る人も多いと思いますが実はこの方、金田一少年の事件簿』、『探偵学園Q』(天樹征丸名義)『クニミツの政』(安童夕馬名義)、『GetBackers-奪還屋-』(青樹佑夜名義)、『BLOODY MONDAY』(龍門諒名義)とメディアミックスでも話題になった有名作品たちの原作者でもあります。


正直これだけ錚々たる作品の原作を手掛けている人物はいないのではないかと思えるくらい人気作に関わっており、かつ幅広い引出を持った作品展開に驚かされますね。


神の雫に興味のある方、もしくは上記の作品を読んで気に入った経緯のある方はぜひ氏の作品を横断して楽しんでみても良いのでは?

まとめ

ワイン漫画「神の雫」の魅力についてお伝えして参りました。正直本格的にワインが好きな人にとっては色々と物申したいことも出てくる作品なのかもしれませんが、ワインの教科書という売り方をしているワケではないですし、ワインになんとなく興味があるとい方にはとっつきやすい作品だと思います。


もちろんこれを読んでワインを語るのはナンセンスだと思いますが、ひとつの漫画作品としては非常に良く出来ていると言えるでしょう。知識をそのまま鵜呑みにするようなことをしなければワイン好きにも楽しめる作品だと思いますので、ぜひチャレンジしてみてほしいですね。

神の雫(1) (モーニングコミックス)

神の雫(1) (モーニングコミックス)

神の雫(44) (モーニングコミックス)

神の雫(44) (モーニングコミックス)


十二の使徒との対峙をおえた雫と一青がいよいよ神の雫へ挑む・・・最終章と称した第二章も好評連載中!
第二章のテーマは"マリアージュ"。また難解で個人差の大きいテーマを掲げた作者に拍手。

マリアージュ~神の雫 最終章~(11) (モーニング KC)

マリアージュ~神の雫 最終章~(11) (モーニング KC)




漫画をまとめ買いしたい方には全巻漫画.comもオススメ。「神の雫」をはじめとした原作者の作品が購入できるかも・・・。





初心者のワイン通販には京橋ワインさんもオススメ。コスパ重視の安心セレクトです。
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旬の完熟金柑はそのまま食べるべし、品種や食べ方から健康効果までを知る!

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年も超えると店頭に並ぶフルーツのラインナップにも変化がおこります。苺がクリスマス時期より安く手を出しやすくなる一方で柑橘類が多種多様に並ぶようになります。


そう、柑橘といえば冬から春にかけてが最旬。日本ではこの時期、非常に多くの柑橘類を目にすることができます。
そんな中でも小粒なフォルムが可愛らしい金柑。柑橘類の中でもあえて手を伸ばす人は少ないかもしれませんが、実は小さいながらにすごい奴なんです。


今回はそのままパクっと食べても魅力的な金柑の食べ方と魅力的な健康効果に迫ります。ぜひ今年の冬は金柑にハマってみましょう。

金柑の魅力は豊富な栄養にあり?

金柑は豊富な栄養を含んでいます。主に期待できる効果や特徴としては以下の通り。


  • 生活習慣病の予防(血管・血液の健康や抗ガン作用・抗アレルギー作用が期待される)
  • 風邪予防
  • フルーツの中ではカルシウムが豊富
  • 皮ごと食べるので他の柑橘よりも栄養効率が良い


金柑は柑橘類の一種なのでビタミンをはじめとした栄養素を多分に含んでいます。加えて金柑の特徴は皮ごと美味しく食べられるという事です。白皮どころかオレンジ色の外皮ごと食べられる柑橘は珍しいですよね。


柑橘類の皮にはヘスペリジン(ビタミンP)が豊富に含まれていて、これは血管の健康、血中コレステロールの改善、抗アレルギー作用、血流改善、発ガン抑制作用といった生活習慣病に関わる身体の健康に対して効果があることが分かっています。加えて同じく生活習慣病に効果があるといわれているビタミンEも豊富。


過食部同量あたりの栄養価は他の柑橘類よりも総合的に上回っていて、健康に良い柑橘類の中でも特に効果的なフルーツと言えます。

金柑の選び方、ツヤのある個体と完熟に注目

美味しい金柑の見分け方

金柑は店頭ではパック売りされているのが基本です。高級なものになると箱入りのものなどもみられますね。


お店によっては生産者や産地、品種ごとに多数の金柑が売られていることがありますが、美味しい金柑を選ぶポイントは粒が大きくて表面がツヤツヤしていること、そして色味がオレンジから少し赤みがかった濃色であることです。


パック詰めされている場合は上段の見えやすいところにわざと質の良いものを詰めることもあるので、パック裏から下段の金柑にも注目して質の良いものを選びたいところですね。

完熟金柑とは?

店頭で美味しい金柑を探す場合は"完熟"というキーワードに注目すると割と簡単に美味しい金柑を見つけることが出来ます。それは"完熟"。



フルーツにおいて"完熟"と銘打って販売されているものは大抵が木熟のことを指しています。つまり木の上で限界ギリギリまで熟成させることで糖度が高く、味が濃く、大玉の果実を生み出すことができるというワケなんです。


同じ柑橘類ではデコポンなどでよく"完熟"や"木熟"とついて販売される商品を目にすることが出来ます。以前デコポンについては買ってきた個体を家で熟成させることに挑戦したことがありましたが、木熟の場合は個体が栄養を樹からもらい続けているハズですから原理は異なり、より味が濃くなっていくと考えられます。

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もちろんリスクや手間もおおく、値段は少し高くなりがちですが、金柑でも完熟と銘打った商品を見かけることがよくありますので、特に生で食べたいという方は挑戦してみてもいいのではないでしょうか?


逆にコンポートや製菓などの加工用であれば多少傷があったり、完熟でなくても十分だと言えるでしょう。

生のまま金柑を食べる

ここでは生の金柑の食べ方についてご紹介しましょう。金柑を自分で購入して生で食べる機会の無い方は意外と食べ方をしらないと思いますので、筆者が手に入れた美味しい金柑を参考にご紹介したいと思います。

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今回手に入れた金柑。見てください、この見事なツヤ!美しいですね。
写真では分かりづらいですが30玉ほど入った箱入りです。


こちらは鹿児島県薩摩川内市入来町の「温室きんかん」のブランド"いりき"という金柑で、ハウス栽培で生成り熟成させた、いわゆる「完熟」金柑。糖度は16度以上。


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美しいですね。表面のツヤと赤みがかった感じが完熟を証明しています。
公式でも生で食べるべしとありますので早速そのまま頂いてみましょう。


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まずは軽く表面を清潔な布きんでふき取ったあと、つまようじを用意して枝のついていたヘタの部分を取り除きます。


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横半分にカットし、房に入っている大きめの種も取り除いていきましょう。


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あとは皮ごと食べられます。"いりき"は農薬制限もありますので心配せずにそのままパクリ。


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おやつでもデザートでも口直しにもピッタリ。個人的にはココにアイスクリームを添えても美味しいと思います。


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金柑の品種

多く出回っている食用金柑はネイハキンカン

金柑は厳密に品種で見ていくと非常にたくさんの品種が存在し、木上に鮮やかで小振りなオレンジ色の実がなるため見栄えも良くガーデニングにも好まれます。


しかし食用として食べられる品種はネイハキンカン(寧波きんかん)という品種がほとんどです。一般に流通している味の濃い金柑はほとんどがこのネイハキンカンなのではないでしょうか?


それ以外にもマルキンカンチョウジュキンカンといった品種も食用として利用される事がありますが、どちらかというと加工用になることが多いと言われています。

ネイハキンカンにはブランド展開が多い

生食用としても優れているネイハキンカンは自治体によってブランド化されることも多い品種です。


金柑で最も有名なブランド商品といえば宮崎県の"たまたま"。たまたまは糖度16度以上を満たしたネイハキンカンの完熟モノで、宮崎県のブランド商品です。これが直径3.3cm以上、糖度が18度以上という基準を満たすと"たまたまエクセレント"という呼び名になり、全国の金柑ブランドの中でトップ水準の規格になります。



鹿児島でもブランド金柑の生産が盛んで、先ほど紹介した鹿児島県薩摩川内市入来町の「温室きんかん」のブランド"いりき"の他に、JA南さつまが認定する糖度16度以上の"春姫"というブランドもたまに見かけることがあります。



いずれも金柑の場合は完熟で糖度16度を超えるというのがブランド化のひとつの基準になっています。これらの金柑は2月頃の最旬を迎えると糖度18に達する個体もあらわれ、その甘みは葡萄並みと言われています。

まとめ

金柑の持つ魅力と生のままの食べ方、品種について見て参りました。
おそらくここで紹介してきた情報を全て把握するだけでも金柑についてだいぶ詳しい人になれると思います。


ぜひ金柑の魅力を思う存分味わってみましょう。美味しい金柑の味を知ったら虜になること間違いなしですよ!



旬のフルーツは築地からの直送もオススメ。間違いなく美味しいものが手に入ります。



以下の記事も参考までに。
冬場を彩る高級フルーツで栄養補給して寒い冬を乗り切りましょう。

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【IHキッチンの方へ】IHに対応していない土鍋で湯豆腐を楽しむレシピ

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火事のリスクが少ないこともあり、最近ではデフォルトでIHキッチン搭載の住宅も増えています。普段そんなに料理をしない人にとってはむしろ歓迎すべきことなのですが、料理にこだわりのある方にとってはちょっと困ったこともありますよね。


そのひとつが土鍋や鉄なべといった一部の調理器具が使えないということ。IH対応の土鍋も増えてきましたが、まだまだ数は少ないしなにより100円ショップの低価格帯のものが使えないのは特に少ない世帯の人にとっては痛手・・・。


そこで今回はひとり~ふたり暮らしの方に朗報!IHに対応していない安い土鍋でIHキッチンにおいて湯豆腐を楽しむ方法を伝授します!

鍋で作った湯豆腐を土鍋に移す

仰々しく書き出しておいてなんなのですが、方法としては至って原始的。IHで鍋を使って普通に作った湯豆腐を土鍋にうつすだけです。「そんなことせずに鍋のまま食べればいいのでは?」とか「ボンベ式のガスコンロ買えば?」という突込みには非対応です。


あくまで"思い立って土鍋で湯豆腐(鍋)したいけどガスが使えない"というシチュエーションに限定させて頂きます。

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今回使用した土鍋はこちら。ダイソーで300円で購入。サイズ的には二人分くらいかと思います。一人分の小さいものであれば100円のものも売られています。

IHに対応していない土鍋で作る湯豆腐の材料

豆腐・・・・1丁
昆布・・・・ひとかけ
ホウレンソウ、しいたけ・・・適量
薬味(しょうが、鰹節、七味、ネギなど)・・・お好みで


湯豆腐のポイントはなにより豆腐。ちょっと良い豆腐を使うのが美味しく作るポイント。
起き入りを探してみるのもオススメです。

北海道産徳用日高昆布 内容量100g

北海道産徳用日高昆布 内容量100g

昆布は大量買いがオススメ。あるとなにかと便利。

日高昆布が一番コスパはいいですが、こだわるのなら利尻や羅臼を使いくらべてみるのもオススメです。
昆布の生臭い感じが苦手な方は一度利尻や羅臼を使ってみましょう。日高ほどクセがないのに旨味のあるダシがとれます。

IHに対応していない土鍋で湯豆腐を楽しむレシピ

湯豆腐ですからレシピは極簡単です。


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まずはIH対応の鍋に豆腐をいれて被るくらいの水を入れ、昆布を投入します。昆布は小さめのを一本、大きめなら半分くらいで充分です。
出来れば一晩放置してダシをとりたいところですが、すぐ作りたい場合はその場でも大丈夫です。


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豆腐はさいのめに六等分くらいに。湯豆腐は少し大きめの方が美味しいと思います。
薬味はお好みで用意。今回はネギ、生姜、かつお節。みょうがやのり、七味、ゆず胡椒、もみじおろしなども美味しい。


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鍋に豆腐をいれて中火にかけます。水が豆腐に被らない時は水を足しましょう。


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ぷつぷつ泡が出始めて湯が温まってきたらしいたけを投入。他のきのこ類でも良いですし無くてもOK。ニンジンなど根菜を入れたい場合は豆腐より先に入れましょう。2~3分加熱してしいたけに火を入れます。あまり沸騰させないように弱~中火で。


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ここで土鍋を蓋代わりにしてしいたけに火を通すと同時に土鍋をあたためます。土鍋が冷めていると移したときにすぐに冷めてしまうので、今回の方法では重要な工程です。あたたまらないようなら熱湯を沸かして土鍋にいれ、あたためておきましょう。


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しいたけに8割ほど火が通ったらほうれんそうなどの葉物を投入。白菜をいれる場合は芯の部分はしいたけと同時くらいに投入しておきましょう。


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ほうれんそうに軽く火が通ったら温めていた土鍋に移して完成。加熱しながら食べることは出来ませんが、限られた設備で本格的な土鍋湯豆腐ま完成です。


ポン酢や土佐醤油に薬味とあわせて頂きましょう。



あまっただし汁はぜひ雑炊やうどんに。昆布出汁と野菜出汁で美味しくいただけます。あまった昆布を刻んで醤油・塩で味付けするだけで十分に美味しいスーブになりますよ!

まとめ

IH対応の土鍋がなくても一工夫で土鍋湯豆腐を楽しむことができます。もちろん他の鍋物でもおなじように楽しめますが、移す手間を考えると湯豆腐が最も簡単ですね。


IHキッチンでなかなか土鍋料理を楽しめない方はぜひお試しください。

香り豊かな手作りいちごシロップの作り方と使い道

いちごをたくさんもらったり、買い過ぎてしまって余らせてしまうことはありませんか?
もしくは安売りになっているいちごを見つけて何かに利用できないかと考えている人はいませんか?


いちごの加工方法はいろいろありますが、今回はそんな中でも特に手軽に出来て汎用性も高い手作りシロップの作り方とその使い道をご紹介します。


ぜひ参考にして、便利ないちごシロップ作りに挑戦しましょう!

香り豊かな手作りいちごシロップの材料(約400ml分)

いちご・・・・2パック(400g)
ラニュー糖・・・・いちごと同量(今回は400g)
水・・・適量

香り豊かな手作りいちごシロップのレシピ

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今回は鮮度の良いいちご(とちおとめ)を2パック分400g用意しました。鮮度の良いいちごはそのまま食べるのが一番なので、食べ残して痛み始めたものなどを使ったり春先の値段の落ち着いた露地物などで作るのもオススメです。


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いちごは軽く水洗いしたら水気をきり、ヘタをとって半分にカットします。


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カットしたらボールに入れて、いちごと同量のグラニュー糖を投入します。


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全体にまんべんなく混ぜたらラップをして半日から一日ほど冷暗所で寝かせます。


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寝かせるといちごから果汁がでて上の写真のようになります。


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これを液体ごと鍋にうつします。さらにイチゴの個体がヒタヒタにつかるくらいまで水を加えて加熱します。
30分ほど弱火~中火でふつふつと泡立つ程度に煮詰めていきます。


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煮詰めてくと、しだいにいちごが白っぽくなってきます。こうなってきたら火を止め粗熱をとります。


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粗熱をとったらボールにザルをかさねて濾しとります。


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綺麗な色合いのシロップが出来ました。


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あとは煮沸消毒した容器にじょうごなどを用いて移して完成です。


今回はザルとボールであら濾しした後、残ったいちごは清潔な布きんで絞ってシロップに加えました。こうすると少し粘度の高い果実味のあるシロップになります。


逆にボールとザルで濾すだけの場合はいちごが形のまま残るので潰してジャムにしたり、オーブンでドライイチゴにして二度たのしむことができます。

手作りいちごシロップの保存と期間

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手作りシロップは糖度によっても保存可能期間が異なります。今回のシロップは比較的糖度が高いのでそこまで持ちは悪くありません。


シロップ類はカビてこない限りは使用することができますが、何度も開け閉めしたり、こわけに使う場合はどうしても雑菌が繁殖しやすくなるため、冷蔵庫で保存して1~2か月程度がひとつの目安でしょう。


そのため、手作りシロップを保存する場合は小さめの煮沸瓶をいくつか用意して、小分けにして冷凍しておくのがオススメです。こうすれば使う分だけ解凍して悪くなる前に使い切ることが可能です。

香り豊かな手作りいちごシロップの使い道

かき氷のシロップに

夏場のかき氷にかけるためのシロップとして使うと、いっきに高級感のある味わいになります。


かき氷にかけるならいちごの実を潰してジャム状にし、シロップに混ぜ込んでおくとより濃厚なシロップに。個体も入ったようなシロップ
フリーザーバックなどに入れて保存しておくといいでしょう。

いちごミルクに

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【材料】
いちごシロップ 20ml
牛乳・・・80ml
生クリーム・・・10ml(なければ牛乳で代用)
いちご・・・1~3粒(冷凍や生のいちごがあれば)
氷・・・製氷機のもの4~5個分


すべてミキサーに入れてよくかき混ぜるだけで濃厚ないちごミルクに。氷と一緒に撹拌すればシェイク風になり非常に美味です。
フレッシュのいちごがあれば冷凍でも良いので加えると酸味も加わりぐっと味わい深くなりますが、なければシロップだけでも十分味が出せます。


シェイク風にせず氷のはいったグラスに注いでもいいでしょう。


氷も一緒に撹拌してシェイク風にするときは氷の量に気を付けます。少ないと冷えないしフワッと感も出ないのですが、多すぎるとシャリシャリのかき氷のようになって味も薄くなるので、家庭用製氷機の粒で4~5粒程度がちょうどいいと思います。

炭酸割に

いちごのシロップを氷にいれたグラスに注いでソーダ割りに。
非常にシンプルですが、炭酸飲料を買うことを考えたらコスパ良しのジュース代わりに。

レモンやライムを絞っても美味しいですし、ジンやウォッカを垂らしてカクテルっぽくしてもイイですね。

まとめ

とても簡単に作れるいちごシロップは香りも非常に豊かで汎用性も高い便利なアイテム。ちょっとしたもてなしや贅沢に、デザート用にと作り置きして保存しておけば便利に使えますので、いちごが余っている方や試してたい方はぜひ気軽に挑戦してみましょう。