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おいしけりゃなんでもいい!

身近にある美味しいものを探したい。おいしけりゃ、なんでもいいんだけれど。

【飲み方や賞味期限は?】甘いだけにみえて実は深い歴史を持つお酒・リキュールの楽しみ方

先日オススメのリキュールをひたすら書き出していく記事を書きました。

bollet.hatenablog.com

ここに載せているリキュールはどれも美味しくてリキュールの概念を覆すものばかりなのですが、そうはいっても「リキュールって・・・」という感情を払拭できない人も多いでしょう。


というワケで今回はリキュールを下に見てしまうアナタにリキュールの魅力をお伝えしたいと思います。
筆者の想うリキュールの素晴らしさを共有してもらうことでリキュールというお酒について理解を深めてもらえればと思います。

歴史あるお酒・リキュール

リキュールの定義

そもそもリキュールとはどんなお酒なのでしょうか?


お酒の分類は各国の酒税法によって定められているため、この国ではリキュールにあたるけど他の国ではリキュールに分類されない・・・というような誤差も多少はあるのですが、基本的にはスピリッツ(蒸留酒)にハーブや果実のエキス、これに糖分や場合によっては着色料、保存料などを加えたお酒のことを指します。


日本にいては酒類と糖類その他の物品(酒類を含む)を原料とした酒類でエキス分が2度以上のもの(清酒、合成焼酎、しょうちゅう、みりん、ビール、果実酒類ウイスキー類、発泡酒、粉末酒を除く。)」と定義されており、いわゆるチューハイなどもリキュールに分類されます。


色々細かい規定などは異なるものの、大枠は皆さんがなんとなく把握している通り甘くて色んな味のあるお酒と捉えておいて間違いはないでしょう。(中にはほぼ甘さを感じないものもあります。)


なおリキュールの多くは20~40%程度のアルコールを有しており、一概に弱いお酒と捉えるのは間違いです(中には40%を超えるマニアックなリキュールも多数存在します)。

そもそもリキュールとはなんのためのお酒?

今のご時世でリキュールというとお酒をまともに飲めない人がジュース代わりに割って飲むものという印象があるかもしれません。
しかしそもそものリキュールの役割は薬用的な意味合いを含んだものでした。


あまり詳しく説明するとキリがないので大ざっぱに行きますが、リキュールの元祖は古代ギリシャにおいてワインに薬草をつけこんだものとされており、その後蒸留技術の発達とともに蒸留酒に薬草のエキスを含ませた薬酒が生まれ始めます。


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ここから見ても分かるように当時のリキュールはむしろ薬としての意味合いを多く含んでいたことが推察されます(今でいう養命酒ですね)。


その後、イタリア・フランス・オランダなどで薬草に限らず香辛料や果実を用いたリキュールが生み出されるようになり、見た目や飲みやすさを意識された嗜好品としてのリキュールが生まれます。



当時のリキュールはどちらかというとデザート的な意味合いを持つお酒だったと考えられます。フレンチやイタリアンでは食後酒としてリキュールを舐める文化がありますが、この当時から20世紀前後まではまだカクテルという概念もほぼ存在しませんので、リキュールはあくまで単体で楽しむためのお酒であったのでしょう。


20世紀に入ってカクテルブームが起こるのと並行してリキュールはより世界的な知名度を持つお酒として認知されていくことになりますが、それと同時にカクテルのためのお酒としてリキュールの地位や飲み方は変化していくこととなるわけです。

多様な飲み方をされていたリキュール

今でこそカクテルのためのものとして認知されているリキュールですが、本来はその多様性のある愉しみ方が魅力的なお酒です。


確か「フレンチコネクション」という作品内で主人公が食事の後にドランブイ(ウイスキーベースの薬草リキュール)を煽るシーンがあります(うろ覚えですがリキュールの入ったワゴンをウェイターに持ってこさせるシーンがあったはず・・・)





これを見た時に、多分リキュールは本来このように楽しまれてきたものだったんだなぁ、と感じたのを覚えています。



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リキュールをそのまま飲む文化はヨーロッパでも失われつつある、というような話を聞いたことがありますが、一方で以前記事内で紹介したようなそのまま飲んでおいしいようなリキュールを精力的に作るブランドも存在しており、むしろリキュールの楽しみ方はより多様化していると思うんです。


ワインや日本酒、ウイスキーにウンチクを垂れる人がリキュールを甘くてナンパな酒だとバカにしているのを見ると(それなのに、例えばウイスキーのつまみにはチョコが合うとか言ってるのをみると)勿体ないなぁと感じてしまいますね・・・。


甘いものから苦いもの、アルコールの強いものまで多種多様なリキュール

リキュールと一口にくくってもその種類は本当に多種多様。ここで書き出すのなんて到底不可能なくらいです。


それでもざっくり分けるとするならばリキュールは以下の四つに分類出来るのではないでしょうか?
筆者はざっくりそんな感じで把握しています。まぁ、それぞれの分野でも味の幅はさらに広いんですけどね。

果実系

最も分かりやすい分野。
カシスリキュールとかオレンジのリキュールとかですね。

カクテルベースの鉄板、オレンジリキュールのコアントロー
一本持っておくとカクテル作りがはかどるはかどる!


ソーダやミルク割、アイスにかけてもよろしのカシスリキュール。

種子系

種子系というと?ですが、カカオとかコーヒーとか豆や種のエッセンスから作られるタイプのリキュールです。

サントリー カルーア コーヒーリキュール 700ml

サントリー カルーア コーヒーリキュール 700ml

コーヒーリキュールの代表格・カルーア

お酒少し詳しい人には知られているアマレット。杏仁豆腐のようなお味が特徴的。
実は杏子の種子のエキスから作られます。

薬草系

リキュールはもともと薬用として用いられていた歴史もあり、本来のリキュールの形・原型とも言える分野。
国によって恐ろしいほど種類があるのでとてもとても書き出せません。

代表格としてフランスの修道院で作られる伝統的なリキュール・シャルトリューズ

個人的には大好きなイタリアの薬草酒・フェルネットブランカ
めちゃくちゃ苦いけどハマる人はハマります。

その他

上記に分類されないタイプのリキュール。

卵のリキュール・アドヴォカート。
こちらはそんなに寿命の短くないリキュールの代表格。
冷蔵保存推奨。

白ワインベースに生姜のエキスを加えた生姜リキュール。


強いて挙げれば果実系は比較的飲みやすく、果実系は甘さ的にもエキス的にも濃口のものが多い印象、薬草系はバリエーションがとにかく多いですが全体的に癖もあるものが多くって感じでしょうかね。


糖分のおかげで賞味期限はあってないようなもの

リキュールの魅力のひとつとして管理が非常に容易ということが挙げられます。
基本的には質の良いものも悪い物もドバドバ糖分を入れて作られていることに変わりはないので、そう簡単にダメになることはありません。アルコールもそれなりにありますしね。


筆者は100年くらい前のリキュールも飲んだことがありますけど、飲めないどころかエキス分がものすごく強くて美味しかったと記憶しています。もちろん開けてから100年経ってるわけではないのですけれど・・・・。



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でも開けてからでも2~3年なら気にしなくて良いと思います。カシスとか果物系のリキュールで保存料とも少ない奴は気を付けた方がいいですけどね。


ワインとかだと開けてから飲みきるまでにそこまでの猶予はないですし、それを考えるとリキュールの保存性はとても優れていると思います。
飲みたいときに少しだけ、寝酒でも食後のデザート代わりでも・・・という感じでしょうか?

飲み方無限大!堅苦しさがないのも魅力

リキュールと聞くとカクテルベースのように思われがちですが、甘いのに抵抗が無ければロックやストレートでも美味しく飲めたりするんです。
もちろん気軽にソーダで割ってもいいし、カクテルに使ってもいい。だからこそお酒の中でもっとも汎用性の高い分野だと筆者は思っています。


なのに軽視されている。


これがとても悲しいのですよね。


もちろんリキュールをアホみたいに飲んだら糖尿病まっしぐらかと思いますが、食後のデザート代わりに、〆の一杯に・・・延々とビールばかり飲むのではなく、リキュールのようなお酒も楽しめると酒飲みとしての幅も広がるってもんじゃないかと。


これを読んだ皆さんは少なくともリキュールに興味があるからこんな長文に付き合っていただいてると思うので、ぜひこれを機会にお気に入りのリキュール探しをしてみてほしいですね。


新たな世界が広がるハズですよ!

【使い方は自由自在】甘くてうまい!オススメのリキュールをひたすら挙げていく。

皆さんはリキュールというお酒にどんなイメージを抱いていますか?


「酒に弱い奴の飲み物」
「甘くて飲んでられない」
「好きだけど種類がありすぎてよくわからない・・・」


様々な印象があると思いますがお酒好きの方にはマイナスイメージの方も多いかもしれません。


でもそれってとてももったいないことなんですよ!

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日本酒、ワイン、ウイスキー
この世に多様性のある奥深いお酒は数あれど、おそらくリキュールという分野ほど奥の深いお酒は存在しません。

筆者は好き嫌いやクオリティの標準は置いておいても、この世で最も多様性のあるお酒の分野はリキュールだと信じています。


今回はそんな数あるリキュールの中からそのまま知っていて損はない美味しいリキュールをひたすら挙げていきます。


ちなみに以前ジンについて紹介した姉妹記事はコチラ。
bollet.hatenablog.com

「リキュールなんてナンパなもんは飲んでいられねえぜ」という頑固さんは日本酒だワインだと生ぬるいことは言わず大人しくジンをストレートでキュッと飲ってください。話はそれからだ。笑


ドメーヌ・サトネイ クレーム・ド・カシス


まずはリキュールと言えばカシスリキュールということでカシスリキールの中でもプロ御用達のハイクオリティカシスリキュールのご紹介です。


カシスリキュールといえばカシオレやカシスウーロン。
リキュールの中でもナンパで酒が飲めないやつの飲み物とバカにしているアナタ。

大間違いです。


カシスはリキュールの中でもうまいものは極上のデザートに匹敵する非常に素晴らしいリキュールです。
大手が作っているものは冷凍した果実を使った量産型ですが、少数生産のものはカシスの産地からベースのアルコールまでを厳選して作られた非常にレベルの高いお酒です。


このカシスを作るサトネイ社はフランスのブルゴーニュ地方ジュヴレイ・シャンヴェルタン村(ワイン通であれば知らないはずのない一大産地です)に広大な自社畑をもち、カシス栽培を行っており、そこで作られたカシスのみを使ってリキュールを作っています。


半端なカシスリキュールとは異なり濃厚で良い意味でカシスのアクまでも感じるただ甘いだけではないリキュール。
これはカシオレにしても美味いですが、ロックで飲んだりアイスにかけたり、ジンと混ぜて飲んでみたりとより通な楽しみ方が向いています。


カシスをバカにする人にこそ飲んでほしい一流のカシスリキュールです。

ドメーヌ・アランヴェルデ ペシェ

ドメーヌ アラン ヴェルデ クレーム ド ペシェ 700ml

ドメーヌ アラン ヴェルデ クレーム ド ペシェ 700ml

こちらもワインの一大産地フランス・ブルゴーニュの造り手アランヴェルデのピーチリキュール(クレームドペシェ)です。



ビオ栽培された桃を無着色・無香料で作られるリキュールはあのラデュレフォションといった一流菓子ブランドでも使われる実力。
フレッシュな桃を噛んでいるようなジューシーなリキュールでビオ栽培系ならではの優しい味わいは一度飲んだらハマること間違いなし。


そのまま舐めてもくどくない素晴らしい桃リキュール。ソーダや水で割ると大人の桃の天然水(ソーダ)に早変わり。個人的にはシャンパンと一緒に舐めるのが好きです(かなり贅沢ですけど・・・)。

イリー コーヒーリキュール

コーヒーリキュール=カルーアと思っているアナタに教えたいのがこちらのコーヒーリキュール。
世界的に有名なイタリアのエスプレッソコーヒーロースターであるイリーが作りだした絶品コーヒーリキュール。


イリーのエスプレッソをベースにダークチョコレート、バニラビーンズなどを配合してそれだけで完璧なドルチェとして作られています。

氷を浮かべて、牛乳で割って、カルーアの代わりに使ってカクテルにしても美味しいコーヒーリキュール。
食後のエスプレッソとデザートの代わりにイタリアンの〆にも最高のリキュールです。


個人的にはストレートで注いで上に生クリームをフロートしてあげるのが好きです。甘いけどカルーアたいなべたつく感じではないので、これだけでデザートの代わりになります。

www.illy.com


シャルトリューズVEP

シャルトリューズはフランスの修道院で作られるハーブのリキュールです。その製法は門外不出とされ、レシピを知っているのも一部の人間のみ・・・と色々と逸話も多いリキュールで、バーなどではカクテルに使われたりロックやストレートで飲まれたりと非常に使用頻度の高いリキュールのひとつでもあります。


そんなシャルトリューズの高級レンジがシャルトリューズVEP。


通常版のシャルトリューズでも十分に美味しいのですが、
VEPは10年前後の熟成を経たことによるまろやかさと年月によって深められた濃厚な風味がたまらない逸品。


贅沢にカクテルもいいですが、ここはひとつストレートでその味わいをじっくりと舐めるようにして楽しみたいものです。


値段がリキュールとは思えないほど高価なので飲む機会も少ないかもしれませんが、
バーなどで見かけたらショットで頼んでみるのも良いのではないでしょうか?


スーズ

スーズ 15度 1000ml

スーズ 15度 1000ml

スーズはフランスのリキュールです。
原料はゲンチアナと呼ばれるリンドウ科の植物の根っこ。


根っこを使うリキュールと聞くとなんだか薬っぽい味わいを想像するかもしれませんが、スーズはその手のリキュールの中ではとても飲みやすく作られています。


自然な甘みにほのかな苦味と根っこのような土臭さがやわらかく続く優しい味わいのリキュールで、ソーダ割りやトニック割にするととても飲みやすくてオススメ。
アルコール度数も低いので飲みつかれた身体にもバッチリです。


飲み会などでバーに連れて行かれたはいいけど飲むものなくて・・・なんて人がカシオレとかだとカッコがつかないけどスーズトニックとか頼むと通っぽく見えて良いかもしれませんよ!
もしスーズがなくても「似たようなものをトニック割りで!」みたいな頼み方をすると似た感じのが出てくると思います。


アマレット ディ ヴェネチア

アマレットはアンズの核などから抽出したエキスを使った甘口のリキュール。
杏仁豆腐のような香りがすることでも有名なリキュールです。(杏仁豆腐は杏子の核を原料にしていますので同じような香りになるのはある意味当たり前)


アマレットといえばディサローノというブランドが有名・・・というかほぼ一強です。

でも実は様々なブランドから発売されているリキュールでもあります。


そもそもディサローノの"ディ"とはイタリア語で"~の"という意味合いのある言葉であり、アマレットディサローノは訳せば"サローノのアマレット"となります。
サローノとは会社の名前ですが、要は"アマレットディサローノ"は商品名にあたるわけです。


今回ご紹介するアマレットディヴェネチアヴェネチアアマレットとなります。
確かヴェネチアにある会社で作られているんだった気がします。


ディサローノも美味しいですけど、このヴェネチアのものはさらっとした甘みに繊細で上品な香りが特徴。カクテルにしてもソーダ割でも、そのままちょっと舐めても美味しいアレットになっていてオススメです。

マリエンホーフ リケール

マリエンホーフはリキュールそのものではなくリキュールを作るメーカーです。
ドイツのリキュールメーカーで、筆者がリキュールにはまるきっかけをくれたリキュールでもあります。


もともとワイナリーのマリエンホーフでは上質のグレープスピリッツ(葡萄のお酒)をベースに無着色無添加、素材を活かしたリキュール作りを行い世界中で評価されています。

そのバリエーションも豊富でカシスやピーチといった定番から栗やピスタチオといった変わり種まで数十種類作られており、見ているだけで楽しい綺麗なボトルに詰められています。


少数生産でハイクオリティなためお値段はリキュールとしてはなかなか高めですが、これはほんとにそのまま氷も入れずに舐めて素直に美味しいと思えるリキュールです。


個人的なオススメはバタースコッチとショコラ系のモノ。
リキュールなんて・・・という考えをいとも簡単に打ち砕く絶品リキュールはぜひ試してほしいですね。

リキュールを愉しもう!

リキュールの奥深い世界を少しでも感じて頂けたでしょうか?これでも美味しいリキュールのほんの少ししか紹介出来ていません。思い立ったら随時更新するかも。


日本人は特に甘いお酒に抵抗がある人が多いですが、日本酒なんていうお酒を造り出した民族が何を言いやがるという感じです。
もちろん日本酒と和食の組み合わせは神がかっているモノがありますが、リキュールの持つ魅力もまた捨てがたいものです。


これをきっかけに少しでもリキュールの楽しさに目覚めてくれる人が出てくれたら嬉しいですね。

目白の有名パティスリー・エーグルドゥースのケーキに感動する

皆さんは甘いものはお好きでしょうか?
筆者は甘いものが好きで、割とジャンキーな甘いものから高級なお菓子、甘いお酒までなんでも嗜ます。


最近では自分の中でお菓子屋さんめぐりがブームになっていて、出かける際はいろいろなパティスリーに顔を出したりしています。
でも色々なお店に行くと新しいお店に行くこと自体が主目的になってしまって、なかなか同じお店に二度目に行くということ無かったりするんですよね。
何度も通っていろいろな物を試して初めてお店の真価は分かると思うのですが、数あるお店から一度目でビビッと来ないお店にもう一度行くというのはなかなか難しいもので・・・。


今回はそんな中でも遠くてもわざわざ出かけて何度もリピートしてしまうパティスリー・エーグルドゥースのご紹介とこの前言った時に食べたケーキもついでにレポートしていきます。

エーグルドゥース

エーグルドゥース目白駅から目白通りを東に10分ほど歩いた場所にあるパティスリーです。
都内のケーキランキングでも常にトップに君臨し続ける名実ともにトップレベルのお菓子屋さん。

オーナーパティシエ寺井則彦さんは国内で「ルノートル」(池袋)、「ラ・ミ・デュパン」(横浜)などで務めた後に渡仏、帰国後は「マダム・ミクニ」でシェフパティシエを務めた後に2004年にエーグルドゥースを立ち上げました。



フランスの街中にありそうないかにもな外観の店内は煌びやかな印象でいつ行ってもお客さんで溢れています。
ショーケースの生菓子はスタッフさんに、焼き菓子類は店内に点在しているものを籠に入れて自由にとるシステムです。

だいたい混雑しているためオーダーの際は少し待ち時間もありますが、名前も一緒に聞かれるため名前が呼ばれるまでは店内を自由に見て回って待つことが出来ます。この辺りは繁盛店ならではのテキパキした対応かと。

エーグルドゥースのケーキを実食

今回は二種類のケーキと知人へのお土産に焼き菓子を何点か購入しました。
エーグルドゥースではケーキの鮮度に気を遣っているため、ものによっては長い持ち帰りはNGを出されるとも・・・。
店内にイートインスペースもありますが、大きなテーブルで他人と対面式のスペースになりますので好みは分かれそうですね。


今回は桜の時期ということもあり、近場にあった良さげな公園で食べることにしました。

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今回購入したケーキはエーグルドゥースの看板ケーキのひとつでもあるカスレットと新作オススメで売り出されていたサブール。

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エーグルドゥースのケーキはお店の華やかさに対してそこまで飾りっけのある感じではありません。
それでも特徴的なシルエットや斬新なアイディアで他にはない味わいを表現しているというイメージ。
これだけ輝かしい栄冠を持ちつつも、実直に美味しさを追求しているんだろうなぁというのが伝わってくるので好きなんですよね。


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まずはサブールから。チョレートムースとイチジク。
ほのかに香る洋酒といちじくのコンポートが大人の味わい。そにあわせるのはやわらかい味わいのチョコレートムース。

この手のケーキはいちじくが割と大人っぽい味わいだからなのか、それにあわせてビターなチョレートの層をあわせるパターンが多いと思うんですが、これはチョコレート層がムース仕立てでふんわりした食感とやわらかい甘みにいちじくの食感があわさって今までにない感じです。

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続いてはカスレット
カスレットはエーグルドゥースのスペシャリテ的なケーキ。
シュー生地を土台にしてカスタードクリームを包み、表面をキャラメリゼしたシュークリームとクリームブリュレが融合したようなお菓子。


エーグルドゥースはカスタードクリームに定評があるパティスリーでもあり、カスレットはその中でもオリジナリティ溢れる代表作。ルフォイユやシュークリームはすでに食べていましたが、カスレットは実ははじめて。


やわらかいカスタードクリームの中にバナナのキャラメリゼが顔をだしアクセントを加える。まさしく正統派のお菓子といった味わい。オリジナリティに溢れていても味わいは直球勝負で非常に好感が持てます。

エーグルドゥースの載っている書籍


今回ご紹介したカスレットと同じく定番のシュークリームは2016年6月号のdancyuにてレシピが公開されています。

これによるとカスタードクリームもシュークリームなら濃いめ、カスレットなら軽めと味わいを変えているそう。
ひとつひとつのお菓子に対して"こういう表現がしたい"というのが伝わってきますね。
寺井シェフのこだわりが垣間見える記事になっていますのでぜひご覧ください。

エーグルドゥース 味の美学

エーグルドゥース 味の美学

ちなみに寺井シェフはレシピ本も出版しておられます。
以前立ち読みしましたがかなり濃い内容に一時間くらい読み込んでしまいました。
かなり専門的な手法も公開されており、お菓子作りに興味のある方やパティシエの方にも参考になる書籍なのではないでしょうか?


生菓子も焼き菓子も完成度が高く、エーグルドゥースは総じて非常にレベルの高いパティスリーだと思います。ぜひ目白近辺に行かれた際は立ち寄ってみてくださいね。
ちなみにこの前お店に伺ったときには夏くらいからは月曜と火曜が定休日になると記されていましたので行かれる予定のある方はご注意を!

デコポンじゃないの?謎の柑橘、デコ八女の正体に迫る

最近本当に色々なフルーツがあってフルーツ好きとしても嬉しい限りなのですが、これとこれどう違うの?っていうのが多すぎて市場が混乱しがちなのもいかがなものかと思っています。


フルーツも高級品になると一大産業でしょうから、生産地各所気合が入っているのはいいことだと思うのですが、もう少しだけ分かりやすくして欲しいかなというのも本音でしょうか。


今回はそんなフルーツのお話です。

商品名≠品種名のフルーツが増殖中

近年のフルーツ市場を果てしなく複雑にしている要因はここにあるかと思います。
すなわち一般的に知られているフルーツの名前が品種の名前とは異なる商品名だったというパターンです。


代表的な物で言えば以前に当ブログでもご紹介した「デコポン」。
デコポン熊本県のJAによる登録商標であってフルーツそのものの名前ではありません
もともとは不知火と呼ばれるフルーツで、現地ではさして珍しくも高級でもないフルーツ。
これにブランド価値を付けたものがデコポンなワケです。


bollet.hatenablog.com
デコポンについて紹介した記事


bollet.hatenablog.com
デコポンを追熟させてみたお話

他にも有名なもので言えば太陽のタマゴ。もともとはアーウィン種と呼ばれるマンゴーに宮崎県が独自に名前をつけブランド化した商品。
この辺りは特にブランド化が成功したため、もはや品種名に近い感覚で親しまれていると思います。


しかし世の中にはそこまで有名になれなかったブランドフルーツがたくさんあって、近年のフルーツ市場の活気から一般の売り場にも並ぶことによってなにがなんだか感が強まっているように思うのです。

今回は筆者が今年初めて見かけたややこしいフルーツの一例をご紹介します。

デコポンならぬデコ八女

なんというか、出会ったその瞬間から抗えぬ魅力を感じてしまったわけであります。
もう、そのネーミングからして二番煎じ感がすごい。
いや、別に全然アリなんです。悪くないんです。先に言ってきますけど味も美味しいんです。


でもね、なんかね。
こう。
もっと別のネーングなかったのかな?と思わずにいられないんです。笑


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見たまんまデコポンです。


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比べてみてもデコポンです。というか、まあ不知火ですね。


ここまできて、あんまり細かく説明する必要もないかと思いますが、今回筆者が購入したのが「デコ八女」という不知火。
ググってもあまり情報が載ってませんが、おそらくは福岡県八女市の特産品なのでしょう。


デコポンのように糖度や酸度の基準も公にされていないのかもしれませんが、味わいとしてはデコポンとほぼ遜色ないのでそこそこの基準なのだと思います。デコポンと比べると少しみかん感が強いかなという印象もあるかな。


まぁ、正直一般的に言えば誤差の範囲だと思います。どちらも質の良い不知火であるということは間違いありません


調べてるとこの手の商品名は他にもあるようで、デコタンゴールとかヒメタンとかとも呼ばれているそう。こちらは商標ではなく一般名称なのかもしれません。

とにもかくにもややこしい

というワケでとにかもかくにもややこしいフルーツの名称についてのお話でした。
でもそんなことを思いつつ見たことない名前の奴はついつい買っちゃうのがまさしく生産者の思うつぼなのだろうなあ。笑
見たら明らかにデコポン・・・というか不知火だって分かるんですけどねえ。
ついつい食べてみたくなっちゃう。実際にデコポンとは確かに違うんですよねえ。それがまた面白くて・・・。


福岡県産 デコ八女 4L 5kg 15玉入り

福岡県産 デコ八女 4L 5kg 15玉入り



皆さんも気になったらぜひ食べてみてくださいまし。
個人的にはデコ八女の方がフランクな感じがして普段食べるにはいいかもしれません。

デコポンを熟成させる。保存方法や賞味期限はどう考えるべきか?

少しずつ暖かな気候になってきた今日この頃。
スーパーのフルーツ売り場も徐々に冬物が姿を消して、春物で埋め尽くされつつあります。
気の利いたフルーツ売り場なら早くもマンゴーやサクランボが並び始めていますよね。


さて、今回はそろそろ旬を過ぎようとしているデコポンについて。
柑橘類の中でも上位でデコポン好きの筆者は、実は去年の12月ごろからある実験を試みていました。
今回はその実験の過程と結果についてお伝えしようと思います。


ズバリ、今回試みたのはデコポンの熟成(追熟)です。

デコポンって何?という方はこちら記事を参考までに・・・・。
bollet.hatenablog.com

フルーツの熟成

熟成というとみなさんは何を思い浮かべるのでしょうか?お酒の世界ではワインの熟成については昔から認知されてきました。
最近では肉の熟成、魚の熟成と熟成という言葉がグルメ業界では一種のブームのようになっています
それと同時に多発する食中毒問題の観点からも、熟成というキーワードは素人が安易に手を出していい領域ではないという意見も多く聞かれます。


それはそのはず。なぜなら熟成というのは腐敗へ至る過程を指すものであり、一歩間違えれば腐ったものを食べて身体を壊すことになってしまうからなんです。
腐敗と熟成の境界線こそがある意味で最高に美食の極地を体験させてくれる場所であるわけですが、それを判断するのは人間の経験と知識。いとも簡単にその境界線は踏み越えられてしまうわけです。


さてさて、熟成についてのアレコレは専門家に任せると致しまして、今回はフルーツの熟成について焦点を当ててみます。
例えば桃や洋ナシ、キウイフルーツが固い状態から徐々にやわらかくなりしだいに食べごろを迎えるのは知られていますが、これも熟成です。
フルーツの熟成には大きく分けて収穫される前段階の熟成(成熟と呼んでもいいかもしれません。成長による味の変化ですね)収穫後の追熟と呼ばれる熟成の2パターンに分けられます。


当然、前者の熟成は農家さんが各自で経験と知識とを総動員して行う熟成であり、私たち消費者は関与することは出来ません。
たまに商品名に゛木熟"などという言葉が入っているフルーツがありますが、これは木の上で限界まで熟成させましたと言うアピール商品です。生産者や商品によっては、このようなことを記していなくても限界まで熟成させて出荷する人もいるなど、フルーツ業界における熟成という言葉もまた人や団体によるさじ加減で決まっているワケです。


僕はここ数年フルーツブームがきていて、様々なフルーツを食しましたが「完熟させてあります」という売り文句でもあまり熟成感を持てなかったり、その逆もまた然りで、結局は我々消費者が自己判断で購入してからのフルーツの最高の状態を見抜く意外に美味しいフルーツを食べる術はないということを思い知ったのです。

デコポンを熟成させる

では、今回の本題に入りましょう。
以前飲食店でデザート代わりに供されたデコポンを食べた時に感動したことがありました。デコポンはそもそもが厳しい規定によって出荷時にチェックされている商品なので、個体差も少なくどれも美味しい印象でしたが、その時食べたデコポンは明らかに異なる味わいでした。


お店の方にきくと「最善の状態になるまで自家熟成(追熟)させています」とのことで、これはぜひとも自分で再現してみたいとなったわけです。
というわけで去年の12月、ハウス栽培のデコポンが売り出されたころに買ったデコポンを熟成させる実験がはじまりした。

熟成期間は三か月

お店の人に聞いたところ、そのお店では「個体によって熟成期間は異なるもののおよそ1~2か月は寝かせておく」という話でしたので、今回は三か月のスパンで熟成を試みることにしました。


そして三か月後、ちょうどハウス栽培物もそろそろ露地物に切り替わるというタイミングで新たに市場に並んだデコポンも購入して比較してみることにしました。

熟成の神秘

まずはその見た目からご覧いただきましょう。

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こちらが三か月我が家で寝かせたデコポンです。
これだけ見ると普段からデコポンを意識して見ていない人にはピンとこないと思うので比較用に買ったばかりのデコポンと比べてみました。

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その差は一目瞭然です。
まずデコポンの象徴であるデコ部分がしぼんでいます。というか全体的に確実にしぼんでいます。


触ってると買ったばかりのものはハリがはり皮に硬さも感じますが、熟成させた方は言ってしまえばブヨブヨです。
これはもはや腐敗しているのでは・・・という嫌な予感も感じつつ皮を剥いてみました。

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中は普通です。グチョグチョになっているのでは・・・という不安もありましたが意外なほどに普通です。しかし実自体もかなりやわらかくプヨプヨしています。例えるなら赤ちゃんのほっぺみたい

この触感、あの時食べたお店のデコポンに近いぞ・・・。いっきに期待が膨らみます。



食べてみました。



・・・・。



ウマイ!


これはウマイです。


普通のものと比べて明らかに濃縮された味わい。甘みがすごく強い。
加えて最大のポイントは白皮の部分がおどろくほどやわらかい
デコポンは皮ごと食べられる柑橘ですが、ミカンではないのでどうしても白皮がひっかかるときがあるんです。しかしこれにはそれがまったくない。
まさにあの時お店で食べたデコポンと同じ印象をうけました。

果物は熟成している

今回の実験は成功といっても問題ないでしょう。
しいていえば少し寝かせすぎたのかも、という印象はうけました。
寝かせすぎてたせいか甘みは限りなく強いのですが、酸味が飛び過ぎて野暮ったいと言うか、ほぼミカンに近い味になってしまっていたんですよね。


お店の人がいっていたように一か月から長くて二か月くらいの期間が良いのかもしれません。
来年はぜひもう少しまとめて買って熟成に挑戦してみたいとおもいます。


今回の実験で果物が日々変化しているということ、その変化はちゃんとコントロールしてあげれば間違いなく味わいを深めることに繋がることがわかりました。

それと同時によく柑橘の賞味期限とかでみかける「10日くらい日持ちする」みたいなのはなんの根拠もないことであることがわかります。
いったい何をもって食べられない、賞味期限とするのか、賞味期限ってそもそもなんなのか、ということを考えさせられる実験でもありました


もちろん長い間放置することは腐敗にもつながります。場合によっては10日でダメになることもあるでしょうが、適切な管理をして寝かせていればむしろ数か月程度であれば余裕であることが分かりました。


これを機に今後もさまざまなフルーツの追熟に挑戦していきたいと思います。


なお、今回はデコポンを風通しのよい場所で保管していました。熟成には湿度や温度も密接に関係します。乾燥しすぎていても湿りすぎていてもダメですし、暑すぎても寒すぎてもダメだと思います。挑戦される方はぜそのあたりも考慮して挑戦するようにしてください。

美味しいを感じたシャンパンを記録していく②「ルイ・ニケーズ ルイ・パル・ロール 2008」

僕はシャンパンが好きですがそんなに日々シャンパンを口にできる機会に恵まれてはいません。
世間一般の平均から考えれば、人よりは飲んでいると思いますが、シャンパンファンの方々と比較したら手も足も出ないレベルです。


そんな筆者にとって"美味しいを感じたシャンパン"に出会えることはとても貴重な経験です。
先日は日本に200本程度しか輸入されていない貴重なシャンパンを飲む機会に恵まれました。


それが"ルイ・ニケーズ ルイ・パル・ロール 2008"。


前回ご紹介したフランソワ・スコンデのクラヴィエに勝るとも劣らないここ数か月で非常に美味しいと感じたシャンパンでしたので、久々にシャンパンのご紹介をさせて頂くことにしましょう。

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新進気鋭の作り手、ルイ・ニケーズ

ルイニケーズは新進気鋭の作り手であり4代目ルイニケーズとして活躍するロールとその夫であるクレモンによって率いられるシャンパーニュです。
クレモンはシャンパン界の中でも特に評価が高くお値段も高い通好みのジャックセロスで栽培や醸造に携わった経験のある実力派
外からの新しい風を取り入れ、新しいスタイルを確立しつつある作り手でもあり、今非常に注目されているブランドでもあります。


もともとスタンダードのレゼルヴを飲んだことがありましたが、値段帯の割にしっかりとした味と良い意味での粗さのようなものを感じ、大手の作り手にはないフレッシュでエネルギッシュな味わいに好印象を持っていました。


しかしこの手の小さな生産者は味のブレも大きく、逆に言えばブレをいかに抑えられるかも実力の内。
今年になってひさびさにレゼルヴを飲んだ時に、正直「うーん・・・」と思ってしまったんですよね。
なんというか、粗さだけ残ってエネルギッシュな部分がどこかにいってしまった印象を受けていたんです。


そんなこともあり、今回ルイニケーズの限定ボトルに巡り合ったときも正直そこまで乗り気ではなかったのですが、一度好印象を持った作り手の気合の入ったボトルということもあり挑戦することに・・・。


そして結果は大成功だったというワケで、今回ここでご紹介するに至ったというワケです。

ルイ・ニケーズ ルイ・パル・ロール 2008

"ルイ・ニケーズ ルイ・パル・ロール 2008"はオーヴィレ村(ルイニケーズの拠点)特有の石灰質土壌で仕上げたシャルドネを80%、砂利質の畑で育った優れたピノ・ノワールを20&の割合でブレンド。

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実際に飲んでみるとルイニケーズ特有の香味が感じられる。この作り手には個人的にはマスカットのような香りに感じられる香味が他のシャンパンより強く出るんですよね。
おそらくこれがミネラル感なんだろうか、とも思っているんですが、本来シャルドネの比率があがるとミネラル感は強まるはずなんだよなー。これはシャルドネ比率の少ないレゼルヴよりもその風味は穏やかなのが面白いんですよね。


ルイニケーズのスタンダードライン・レゼルヴと比べると熟成感もありリッチなボディで、荒々しさの少ない洗練された味わいが印象的。口当たりもやわらかく、しっかりと味わいが広がっていく。それでいて重すぎない印象でしょうか。僕が好きな傾向の味わいです。

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ボトルネックにはしっかり2008のヴィンテージ表記が。
シャンパンは通常様々な年のワインをブレンドしますが、特別いい出来であれば単一年でボトリングすることも。それだけ自信があると言うことです。



ルイニケーズは日々進化を続ける気鋭の作り手としてメディアやグルメな方々にも注目されているシャンパン。
まだまだ粗削りな部分もあるとは思うんですが、ワンランク上のものを試せたことで今後も注目し続けたい作り手だなと再認識しました。


より美味しく完成度の高いシャンパンを目指して頑張ってほしいですね。

ルイニケーズ、皆さんもぜひ!

残念ながら"ルイ・ニケーズ ルイ・パル・ロール 2008"は国内入荷がかなり少なく、もう在庫は残っていない模様です。
しかしワンランク上のボトルだけにお値段も少しはりますから、興味のある方はぜひリゼルヴからお試し頂ければと思います。

筆者は試したことはありませんが、他にもアマゾン経由で購入できるボトルもあります。

ぜひ特別な日のシャンパンにしてみてくださいね。

信州を代表するお菓子・市田柿のバターサンド(市田柿ミルフィーユ)がとっても美味しい。

長野といえばやたらと縦に長い日本列島中心部辺りを陣取っている県。
日本の都道府県で最多となる8個の県との県境を持ち、長寿県や済みたい県、旅行に行きたい県としても根強い人気を誇る場所ですよね。


自然が豊かで空気も澄んでいるからか、様々な作物が豊富にとれる場所でもあり、北と南では気候も異なるためその種類は多岐にわたります。
そんな中で様々な名産がお土産物やお取り寄せなどで人気を博していますが、今回は最近筆者がハマっている市田柿バターを取り上げることにしましょう。


スイーツ代わりにもお茶請けにもおつまみにもおみやにも。
様々なシーンで活躍する事間違いなしの絶品アイテムですので、ぜひチェックしてみてください。

市田柿とは?

まずはそもそも市田柿とはなんなのか、という話ですよね。
市田柿は長野南部で主に生産されている柿の品種です。
中でも現在の長野県下伊那郡高森町、旧市田村で生産されていたことからこの名で呼ばれています。



基本的には干し柿用の品種で、干し柿としては日本最大の生産量を誇るとされ、長野土産としても上位に名のくるアイテムでもありますね。
特にポリフェノールの含有量が高く、健康食品として注目されることもあるようです。


最近では県外のちょっと気の利いたスーパーなどのドライフルーツやフルーツ売り場に陳列されているのもちょくちょく見るような気がします。
それほど「干し柿といえば市田柿」というイメージが強いのかもしれませんね。

市田柿バターサンド

さて、そんな市田柿の関連商品で一時メディアなどでも取り上げられ話題になったのが今回ご紹介する市田柿バターサンド、またの名を市田柿ミルフィーユです。


もともと干し柿は乳製品との相性が良いと言われており、生産農家さんは以前よりこの組み合わせを楽しんでいたのだとか。
同じ乾燥果物で味にも共通点の多いレーズンで作るレーズンバターなんていうものがあるわけですから、基本的にこの手の食材同士の相性は良いのかもしれません。


そんな話題を耳にして興味がわいた筆者はさっそくお取り寄せしてみたしだいです。
それがコチラ。



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複数のメーカーから発売されているようで、今や市田柿のみに限らず様々な干し柿でバターサンドが作られているようです。
そもそも商品化し始めたのはどこが最初なのかは分かりませんが、いずれにせよこの組み合わせは間違いなようですね。


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裏面を見てみましょう。
「国産バターと自然な甘みをーを持つ干し柿の絶妙なマッチング、お酒のアテにも最適だよ!」と書かれています。
お酒の例でシャンパンを出してくれるあたりに好感が持てます。笑

市田柿バターサンドを食べてる

さぁ、いよいよ実食です。

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スライスして盛り付けてみました。
ベースは和の干し柿ですがバターサンドされることにより洋の要素も加わり、ノリタケのプレートにもよく映えます。


口に含んで食べてみると、まず初めは干し柿のねっとりとした食感が広がり、そのあとからバターの風味とほのかな塩味が追いかけてきます。
これはおいしいですね。とても上品で繊細なスイーツです。


繊細な甘みが紅茶やブランデーなどのアテにとてもよろしいのではないでしょうか?


今回購入したのは燻蒸タイプですが・・・・




燻蒸していないタイプのものや



カルピスバターを使用した高級バージョンも存在しています。


以前に燻蒸していないタイプのものを食べたことがありますが、燻蒸タイプと比べて水分量が多いのか、よりねっとりした食感に濃厚な味わいで個人的には燻蒸したものより美味しかったと記憶しています。
ただし燻蒸していない分保存期間が短いということもあってか、お値段は倍近くになってしまいます。


カルピスバターを用いたものは食べたことがないのですが、間違いなく美味しいでしょうね。

市田柿バター、ぜひお試しあれ

一度食べたら病みつきになること間違いなしの市田柿バター。
ぜひお取り寄せしてお茶やお酒のアテ、食後のデザートやおやつ代わりに利用してみてください。


さまざまなメーカーから発売されていて、各々食感や味のバランスにも多少の差があるようなのでお気に入りのメーカーを探し当てるのも楽しいかもしれませんね。