おいしけりゃなんでもいい!

身近にある美味しいものを探したい。おいしけりゃ、なんでもいいんだけれど。

居酒屋やバーにおけるお酒の注文の仕方には理想の順番があった?

居酒屋やバー、もっと言えばレストランのような場所でコース料理を愉しむとき、
お酒は主役であったり主賓を引き立たせる脇役であったりしますが、
そのチョイスは多くの場合ゲストに委ねられるもの。


そんな時、なにを頼めばいいのかわからない!


と頭を悩ませたことのある人も多いことでしょう。
人によってそういう作法が煩わしくてお酒の場や社交の場が嫌いになることも…。


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ここでは、お酒の注文の順番について解説したいと思います。
今回は主に洋酒を扱うシーンを例に挙げて説明していきます。


はじめに言っておくと「そんなこと気を遣う必要なく好きに楽しめばいい」というのが極論だと思います。
ただ、ちょっとした方程式を知っておくことで楽しみが増やせる可能性があるのも事実
飲食店に限らず、ものごとを一定以上深く愉しむには必ず能動的に学ぶ瞬間が必要です。


ちょっとしたルールを知識としてストックしておくことで思わぬ発見や楽しみを見出して頂ければと思います。


bollet.hatenablog.com
ぜひ、食後の愉しみをより深める食後の"C"についての記事とあわせてお読みください!

お酒も料理と同じくコースのように意味のある順番で愉しむ

お酒をたのしむ順番の究極の理想はコレです。


コース料理はフレンチかイタリアンかによっても順番に多少の差異はあるものの、
基本は前菜のような軽いものからメインディッシュのような重いもの、そしてデザートのような甘いものと提供の順番に起承転結があります


レストランの場合は料理に合わせてドリンクを注文したり、お任せでペアリングしてもらえばおのずと正しい順番になっていきますが、
居酒屋やバーのようにはじめから好きに注文できるタイプのお店であってもこの公式は変わりません


つまり、ドリンクの場合であってもまずはじめは軽いもの、そこから少しずつ重くしていくという飲み方がスマートであり
「お酒のことを分かっているな」と店員さんにも感じてもらえる順番ということになります。

お酒の軽い重いとは?

私たちは生まれたころから当然食事をして生きています。
そのため多くの方がなんとなく食事の軽い重いというさじ加減を理解しているのではないでしょうか?


居酒屋で注文する時も自然と枝豆や冷奴のような軽いものから注文し、
そのあとにもつ煮とかからあげ、最後に〆の雑炊を…という風に自由に頼める状況下でも無意識にコース料理のような順番で注文することも多いですし、
はじめにまとめて注文しても気の利くお店なら順番を考えて出してくれます。


しかしお酒の注文はそうはいきません。自分で意識的にお酒を飲む順番を考えないと一緒に食べる料理の味やそのあとに飲む別のお酒の味まで壊したりしかねません。


もちろん本人がよければそれでよいのですが、より美味しく楽しむためにも飲む順番を意識するのは無駄なことではありません。
接待のようなビジネスシーン、勝負デートのときなどでもスマートに理想の順番で注文できればデキる奴と思われる可能性が強くなります


では具体的にお酒の軽い、重いとはどのようなものになるのでしょうか。
まず酒の軽い重いは以下の3つの基準からおおよそ導き出すことが出来ると言えます。

炭酸があるかないか

最もシンプルな基準は炭酸の有無です。

ビール、シャンパン、ハイボールが代表例でしょうか。
カクテルならカンパリソーダジントニックアペリティフ(食前酒)としても扱われるように、
炭酸の入った酒は総じてのど越しも爽やかで軽い傾向にあると言えます。

アルコールが強いか弱いか

アルコールの濃度も指標のひとつです。
いきなり40度あるテキーラをショットで飲むというのは、若気の至りで…というならまだしも、純粋に食事やお酒を愉しむ場ではナンセンス。



このアルコールの濃度という基準は、炭酸の有無とも関係してくる部分もあります。


炭酸入りのお酒は基本的にはアルコールは抑えめ。もしくは割材に炭酸を使うことでアルコール調節できるからです。

強いアルコールは舌を刺激して鈍感にさせます。その反面で胃を活性化させて消化を促す効果もあるため、
濃度の高いお酒は食後に食後主という形で楽しむのが基本です。


まずはビールからスタートするというのはちゃんと理にかなった注文だったわけです。

甘さはどれくらいか

お酒の持つ甘さも判断基準のひとつです。
コースでデザートが〆にくるように、甘めのお酒も最後の方に持ってくるのが基本となります。


フレンチのコース料理やワインバーなどではメインが終わってデザートにさしかかると甘口のワインやリキュールをあわせることも多いですね。
バーでも〆にクリームやチョコレートを使うようなデザート系のカクテルやリキュールをデザート代わりに飲むとステキです。

甘さの種類

甘いと一口にいっても種類があり、例えばデザートっぽい甘さなのか、フルーツのようなすっきりした甘さなのかでも甘さの質は異なります
フルーツを使ったようなさっぱりした甘さのカクテルは食前酒として楽しまれることもありますね。


また、お酒の"甘さ"という概念は一概に糖度で測るだけのものではありません
日本酒の甘口、辛口、ワインの甘口、辛口、ウイスキーの甘口、辛口。
それぞれのお酒に単純な糖度の値では測れないそれぞれの甘い・辛いという指標が存在します。


たとえばワインであれば赤ワインを飲む前に白ワインを飲みます。
これは甘さというより味の重さが赤ワインの方が濃いからです。

ここでは分かりやすく"甘さ"を指標にしていますが、
ここでいう甘さとは"糖度"というよりも"味の濃さ"そのものを指していると考えてください。


この辺りの判断はある程度の経験値やセンスも要求される部分です。
分からなければ素直に「甘いものがいいのですが、食前酒にあったもので甘口のものをお願いします」とか「日本酒で甘口のものをください」というふうに店員さんに投げてしまうのも一つの手段です。



参考に・・・。

スタア・バーへ、ようこそ (文春文庫PLUS)

スタア・バーへ、ようこそ (文春文庫PLUS)

TV番組「プロフェッショナル」でも取り上げられたバーテンダー・岸久氏の著書。バーテンダー目線のサービス、楽しませ方に言及しながら、バーでの楽しみ方を初心者にも分かりやすく訴えている。

甘いお酒は洋酒が多い?

居酒屋などですと日本酒の辛口甘口などはあれど、純粋に甘いお酒ってあまり聞きませんよね。せいぜい梅酒などの果実酒があるくらいでしょうか?
実はこれにはちゃんとワケがあります。


西洋では基本的に料理にあまり砂糖を使いません。
そのため食事の終わりに甘さを欲するため、お酒で糖分を補うんです。

カクテルでおなじみのリキュールも、西洋ではもともと何かで割るものではなくてそのまま飲むためのデザート酒でした。


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日本では料理の味付けに砂糖やみりんといった甘みを多用しますから最後に甘いお酒を飲む文化や考えが希薄なわけです。


日本人は特に甘いお酒に抵抗のある人が多い傾向にあると言われていますが、
和食の後はともかく、今では日本人でも洋食を食べる機会も多いわけですから、
そんな時はお酒の飲み方も西洋的な飲み方にシフトさせてみると楽しみが広がると思いませんか?

お酒の注文を組み立てる

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では具体的にお酒の注文を組み立ててみましょう。
例えばイタリアンに行ったとします。コース料理が出るほどのフォーマルな感じではなく、アラカルトで何品か頼むお店だとしましょう。

本格的に注文を考える前に、とりあえずドリンクをオーダー

さっそくメニューを見ているとこの時に先に飲み物だけ聞きに来るパターンがあって戸惑う方も多いようです。


この時は悩まずビールでもスパークリングワインでもさっと頼んでしまいましょう。
ワインやビールが苦手ならカンパリソーダとかミモザ(オレンジとスパークリングワインのカクテル)とかもいいかもしれません。
果実酒のソーダ割りとかサングリアのソーダ割りなんかでもオーケーです。


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要はここではあまり甘すぎず軽いものを頼めばいいということです。炭酸が入ってるものを選べば間違いありません。


この時点で頼みたい料理があれば頼んでおいても良いでしょう。
大抵の場合はお通しが出てくるため、まずはそれを肴に乾杯して食事をスタートさせてからゆっくり考えても良いわけです。


バーのようなお酒メインのお店でもここはあまり変わりません。
ただせっかくバーに来たのであればビールを頼むよりはジントニックとか、せめてハイボールのようなお店のこだわりを感じられるものを頼めるとより楽しめるかもしれませんね。

少しずつ重いお酒へシフトする

レストランならここから料理に合わせて徐々に白ワイン→赤ワイン→場合によって甘口ワインや蒸留酒という風に少しずつアルコールの濃度や味の濃さを上げていきます。


もちろんお酒に弱ければ途中を端折ったり、グラスが空いたら今食べているものにあわせるというようなやり方でも良いと思います。
僕はお酒好きですがあまり強くないので、スパークリング飲んだら白ワインは飛ばして、メインで赤ワインだけ飲むというのもよくやります。


バーならジントニックの後はマティーニ(強いカクテル)にしてみるとか、ウイスキーにしてみるとか、少しずつ強いお酒、濃いお酒にシフトしていきます。


バーやワインバーのようにお酒に重点を置いているお店でもレストランでペアリングしてもらうような感じで店員さんに丸投げしてしまうのもアリです。

予算と杯数だけ伝えれば後は店員さんがなんとなくコース仕立てのようにしてお酒を提供してくれるはずです。
自分の思いもよらないお酒が出てきて美味しいと本当に得した気分になれますよ。

お酒の順番は全てのシチュエーションで意識する必要はない

最後にお酒の順番を意識する上での注意点です。


お酒の順番にこだわることは飲食の幅を広げますが、どんなシーンにおいてもこれが正しく通用するとは限りません


例えば学生のアルバイトさんがホールを回してるチェーン店で「この料理に合うお酒を選んで」とガチトーンで話しかけたら引かれるでしょう。
そういうお店はそもそも料理とお酒のペアリングに意識を置いていません。変な話、最初から最後までカルーアミルクで通しても何も思われません。



一緒にいる人にもよります。

飲食に無頓着な人の前で「この料理にはこれがあう」「甘いお酒は最後にするべき」などと言っていると煙たがられます。こういう時は押し付けることはせず、自分は自分で勝手に料理に合わせて相手には好きな物を飲ませた方が無難です。

しかし、こういう人と何かの機会でバーに一緒に来たら「せっかくだからお任せで作ってもらえば?」"そういう飲み方もあるんだよ"くらいのアドバイスをしてあげるのは相手の世界を広げるきっかけになるかもしれません。店員さんにも「お酒やバーを愛している良いお客さんだな」と感じさせることができるでしょう。



ようはTPOを意識しましょうという話です。

お酒の飲み方は人によります。徐々に重くしたくても強いお酒、甘いお酒の飲めない人もいます。
強制するのはよくないですし、場の空気を悪くします。

でも相手がある程度の嗜み方を心得ていたとしたら、自分がその飲み方に自然に乗っかっていけることは好印象に繋がりますし、
そういう嗜みの無い人の前で自然とそういう飲み方をしていたら、もしかしたらカッコイイなーと思ってもらえるかもしれません。


こういう嗜みはあくまで自然に、当たり前のように実践していてはじめて体得したと言えるんじゃなかろうか、と最近常々思います。



バーのマスターはなぜネクタイをしているのか? 僕が渋谷でワインバーを続けられた理由

バーのマスターはなぜネクタイをしているのか? 僕が渋谷でワインバーを続けられた理由

ワンイバーの店主が語るバーとはなにか?サービスとは何か?ということが筆者の経験を踏まえて書かれている。ちょっと変わり種のガイドブックか?でも面白い。

お酒をお店で楽しもう!

長くなってしまいましたがお酒をお店で楽しむうえで知っておくといい頼み方のルールをザックリ解説させてもらいました。
あまりこだわりすぎることなく、なんとなくこうやって頼むと良いらしい程度に覚えておくのが一番良いと思います。



「お店で飲むとコスパが悪い」なんて言われてしまう悲しい世の中ですが、
順番までこだわって色々なお酒を料理やおつまみにあわせたり、見たこともないお酒を楽しめるのは外飲みならではの楽しさですよね。


bollet.hatenablog.com
バーのメインディッシュとも言えるウイスキーの飲み方や頼み方についても記事にしています。


BRUTUS(ブルータス) 2017年 9/15号[20年通えるバー。]

BRUTUS(ブルータス) 2017年 9/15号[20年通えるバー。]

私をBARに連れてって!

私をBARに連れてって!

この辺の書籍も参考になりますよ。どちらも良書です。

機会があったらぜひとも実践してみてください。そしてぜひ自分だけの憩いの場、サードプレイス(自宅[プライベート]でも職場[仕事]でもない場所)を見つけてください。

愛聴歴7年の筆者がおすすめするジャズピアニスト・Bill Evansのアルバム

皆さんはジャズを聴かれるだろうか?
僕は7年ほど前に意図せず聞かされたジャズに興味を持ち、
それ以来色々なジャズを聴いてきた。


なんだか古いものに憧れる傾向がある僕がハマったのは50~60年代くらいのジャズ。
特にBill Evans/ビル・エヴァンスというジャズが好きなら誰でも絶対に知っているジャズピアニストが大好きだ。



基本的にはピアノジャズが好きで、
キースジャレット、チックコリア、オスカーピーターソーン、デュークジョーダン、ジョンルイス、デュークジョーダン
最近で言えばブラドメルドーエンリコピエランヌンツィ、ちょっと毛色は違うがチェザーレピッコなど、
ジャズピアニストとして名の通っているようなミュージシャンはひととおり聴いてきたが、
やはりビル・エヴァンスが自分の中では一番だ。



自分にとっては精神的にも肉体的にも本当に辛かった3~4年前を支えていてくれたのも、
今思えばビル・エヴァンスの音楽であったようにも思う。



そんなワケで今回は趣向を変えて僕が大好きなビル・エヴァンスのおすすめしたい名盤を超主観的な角度から時系列順(録音した年)に掲載していこうと思う。


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ジャズのCDはジャケットもアーティスティックなものが多く、並べるだけで絵になるオシャレアイテムでもある。


僕は一人で自宅で飲むときは必ず音楽をかける。
ジャズの時もあればクラシックも聴くし、ポップスの時もあるが雰囲気を作り出すうえでBGMもまた大きな要素だ。


そのような意味においても、
皆さんにはぜひ良質な空間をも作り出せるビル・エヴァンスの音楽を知ってほしい。



「ジャズはいろいろとウンチクがあって面倒くさそう・・・」という人のためになるべくシンプルにおすすめの理由とかけたいシチュエーションを述べていくだけにしたいと思うが、多分無理だと思う。


ご了承いただきたい。笑


補足になるが僕はジャズマニアではない。
エヴァンスは大好きだし、関連書籍なども読んだことはあるが、
CDのバージョンがどうとか、CDよりレコードがいいとか、そこまで細かいことには興味はない。
割とミーハーなジャズファン程度の認識でご理解頂きたい。


bollet.hatenablog.com

エヴァンス以外のジャズピアノの名盤はコチラから。

Bill Evans、おおすめの名盤

Explorations/エクスプロレイションズ(1961)

Explorations

Explorations

エヴァンスで最も有名な作品がリバーサイド4部作と呼ばれている「ポートレイトインジャズ」「ワルツフォアデビー」「サンデイアットザビレッジバンガードそしてこの「エクスプロレイションズ」


リバーサイドはいわゆるレーベル。
ジャズミュージシャン、特に当時のミュージシャンはしょっちゅう自分のCDを出すレーベルを変えるのだが、
レーベルによって求められるイメージやプロデューサーなどのスタッフの個性も異なるため、
なんとなく雰囲気もレーベルごとに異なっていることが多いー。


中でもリバーサイド時代はエヴァンスの比較的最初のころのレーベルながら今なお最も優れた演奏をした時代としてほめたたえられている時代。
それはエヴァンス本人が生涯通して最もイキイキとした演奏をしていたことに加え、脇を固めたドラマーやベーシストが非常に優れていたからと言われている。



リバーサイドはこの4枚以外にもアルバムを出しているが、
ドラムのポールモチアン、ベースのスコットラファロという黄金トリオでの演奏はこの4枚のみ。


エヴァンスはこのトリオを非常に気に入っていたが、この後すぐにスコッラファロが事故死するという不幸に直面することとなり、
黄金トリオでの演奏はこの4枚が残るだけとなってしまう。


個人的には4部作の中で特に好んで聞くことの多い一枚。
僕が個人的に大好きな「Beautiful love」という曲を収録しているのも好きな要因のひとつ。


リリカル(内面を表現するような)と言われるエヴァンスの演奏だが、
苦難を強いられながらも、心強いメンバーに支えられやりたい音楽が出来るイキイキとした演奏が魅力的な一枚。

Waltz For Debby/ワルツフォアデビー (1961)

WALTZ FOR DEBBY

WALTZ FOR DEBBY

エヴァンスを語る上で、さらにはジャズを語る上で避けて通れない名盤中の名盤。
好きなジャズの名盤は?と言われてコイツを挙げたらミーハーすぎてむしろ笑われるかもというくらい有名。


ジャズに精通していない人でも聞いたことある、知っているという方も多いと思う。


1961年6月にライブハウスの「ヴィレッジ・ヴァンガード」で行われたエヴァンストリオのライブ。中でもエヴァンス本人の特色が強く出ている曲目を選択してまとめて音源化されたのがコチラ。ちなみに対となるのが「サンデイアットザビレッジバンガード」。

Sunday at the Village Vanguard: Keepnews Coll

Sunday at the Village Vanguard: Keepnews Coll


このアルバムに関してはウンチクも多すぎるので、これ以上詳しいことはググってもらうとして、
僕がこの名盤がいいなと思うのはライブの臨場感が伝わってくる点。それも、それは必ずしもエヴァンスにとって良いことではない臨場感。


このアルバムを聴くと途中途中で観客の談笑やカトラリーのぶつかりあう音が聞こえてきて、
時には「ここにいる観客はエヴァンスの演奏をBGMにおしゃべりしたいだけなんだ」とハッキリ感じさせてくれるほどの雑音が混じっている。


そこには歴史的演奏を生で効いていると言う実感など全く感じられない
しかしそれが故にのびのびと自分達のプレイに没頭するエヴァンスの演奏は、
結果的に後世に長く語りつづけられる名盤を生み出すこととなる。


アルバムのストーリー性も感じられ、それまでアルバムを通して聴くということをしなかった僕がアルバムは通して聴くべきだと思い知った一枚でもある。

Undercurrent/アンダーカレント(1961)

UNDERCURRENT

UNDERCURRENT

スコットラファロ、ポールモチアンとの黄金トリオを失い、途方にくれながらも新しい可能性を模索する時期が続く1962年以降。
アンダーカレントはその中でも特にファンの多い一枚だ。


ギタリスト・ジムホールとのデュオ。
ジムホールエヴァンスの関係はこの後もデュオやカルテットで続いていくが、
このアルバムは終始クールで美しいという表現が似合う演奏が続く。


ジャケットが際立つアルバムとしても有名で、
このジャケットのイメージも加わってか全体通してどこか陰影のある雰囲気が、この時期のエヴァンスの内面とリンクしているように感じらるのもおもしろい。

intermodulation.hatenablog.com

アンダーカレントについてはこんなマニアックな記事もあったのでリンクしておく。

Moon Beams/ムーンビームス(1962)

Moon Beams

Moon Beams

全編がバラード集となっているムーンビームス
スコットラファロを失って以来初となるトリオでの録音。


うっとりとする優しさと憂いを同時に感じられるようなアルバムで、
リバーサイド時代に見られたようなキレッキレの印象とはまた違う、
よりリリカルでしっとりとしたエヴァンスの個性が際立つ一枚。


エヴァンスのディスコグラフィを追っていると、
アンダーカレント、ムーンビームスの前後であきらかに一段階段を上がったと言うか、ふっきれたという印象をうける。


それほどまでにエヴァンスにとってスコットラファロの存在やその死は大きかったのだろうし、
それでもなお前進んでいこうとするジャズピアニストとしての決意のようなものが感じ取れる時期でもあるのではないだろうか。

The Solo Sessionns, Vol. 1(1963)

Solo Sessions 1

Solo Sessions 1

録音は1963年とアルバムのディスコグラフィーとしては中期前半の作品ですが発売されたのはエヴァンスの死後という作品。
エヴァンスほどのピアニストになると膨大な録音の中から死後になってはじめて表に出るものも少なくなく、
そこにはファンにむけて純粋に音源を公開する意味合いとビジネスとしてより長くエヴァンスという商品を利用しようという意味合いが絡み合って感じられる。


しかしファンとしては新たな作品が発売されるの嬉しいもの。
特にこのSolo Sessionnsはまるでプライベートでピアノを思いつくままに弾いているものを録音したかのような自然で飾り気のない演奏
エヴァンス特有のやわらかい音色が思う存分楽しめる作品に仕上がっているように感じる。


がっつりと聞きこむというよりはそばに寄り添うように、ふとした瞬間にかけていたいアルバムで、
そんな聞き手に必要以上に聞き込ませないラフな部分が発売されるアルバムのクオリティに厳しく目を光らせていたというエヴァンスの死後に発売されたことを感じさせる。

Time Remembered(1963)

Time Remembered

Time Remembered

こちらもエヴァンスの死後に発売されたアルバム。前半はエヴァンスのソロ、後半はライブアルバム「アット・シェリーズ・マン・ホール」と同じ日の別音源を収録した、まさにファム向けのアルバムといったところ。



このアルバムはその構成からわかるように統一感もなく、エヴァンスの作品としては少し例外的な立ち位置といえるだろうか。


特筆すべきは一曲目の「Danny Boy」。10分を超える長枠。スコットラファロを失い失意のままでいたエヴァンスがスタジオで無理やり弾いていた時期の録音と考えられており、その音色は曲の持つもともとの雰囲気と相まってより哀愁漂う演奏だ。


Danny Boyはアイルランド民謡だが、ジャズのソロピアノで演奏されると実に哀愁漂うバラードに変わるので個人的に大好きなナンバーだ。
エヴァンスの演奏ではこのソロ演奏がとくに有名だが、エヴァンス以外だとキースジャレットの演奏が有名だろう。
こちらは残念ながらCD音源化はされていなかったはず。ぜひとも音源化して頂きたいものだ。

Alone/アローン(1968)

ALONE

ALONE

ビルエヴァンスというピアニストを好きになるきっかけとなったアルバム。
エヴァンスは生涯を通してソロアルバムをいくつか残しているが、こちらはグラミー賞を獲得するなど名実ともにエヴァンスを代表するソロアルバム。


そもそもジャズピアノでソロというのは今でこそミュージシャンの個性を存分に表せる一分野だが、
当時はまだ質の高いソロピアノ奏者も少なく、その意味においてはエヴァンスが、もっと言えばこのアローンというアルバムがジャズにおけるソロピアノの可能性を開いた一枚とも言える。


まさにリリカルというエヴァンスの特徴を前面に打ち出した作品で、
弾むようでいてやさしく包み込むような音色が聞くものを魅了することは間違いない。

クラシックにも精通していたエヴァンスの気品も感じ取れるサロンミュージックのよう。


しっかり聞き込めば聞き込むほど味のあるするめアルバムであると同時に、ヒーリングミュージックとしてBGMに流してもじゅうぶんに機能する素晴らしいアルバム。
個人的にはエヴァンスをこれから聞く人にはワルツフォアデビーなどよりもこちらをおすすめしたい。


I Will Say Goodbye/アイウィルセイグッドバイ(1977)

I Will Say Goodbye

I Will Say Goodbye

Aloneから時代はちょっととんで70年代も末期。
エヴァンスの最期は1980年なので、死の3年前。
エヴァンス後期の代表作と言われる一枚。


晩年のエヴァンスは長い薬漬けの生活などがたたり身体はボロボロ。
この辺りから肝臓のダメージが顕著になり徐々に指も腫れてミスタッチが増えるといわれているがスタジオ録音この一枚にはそんな心配など無用。
確かな完成度が保証されている。


もはや技巧というよりも哲学でピアノをひいているような状態なのか。
この時期の彼の演奏はよく耽美的という言葉で表現されるがその評判通りただただ美しい。



うっとりと、ため息をつきながらついつい聞き入ってしまう一枚。

BGMとしてかけていたのにいつの間にか演奏に取り込まれている。そんな経験をさせてもらった特別なアルバムだ。

You Must Believe in Spring/ユーマストビリーブインスプリング(1977)

エヴァンス後期の代表作②
人によって好みは分かれるが、僕はどちらかというエヴァンスは後期の方が好き
特にI Will Say Goodbyeとこのアルバムは自分の中ではリバーサイド4部作をも超越した究極のリリシズムを感じる。


もはや悟りを開いているかのようにも思えるこの時期の作品群は、
晩年不幸を立て続けに経験したエヴァンスの苦悩、絶望といったネガティヴな側面と、
それでも表現者でいようとしてピアノに向かう希望や祈りのようなものが同居しているように感じられる。


一言で表すのであれば静謐な演奏。それは I Will Say GoodbyeからYou Must Believe in Springに至るまでの短い時期により強くなっているようにさえ思える。


妻、兄と最愛の人を立て続けに失い、己の体調にも異変を感じていた時期。
自身の死さえもどこかで覚悟していたのだろうか。

The Paris Concert: Edition One/パリコンサート(1979)

THE PARIS CONCERT 1

THE PARIS CONCERT 1

死のわずか一年前。もうそこまで迫っている死神の手を振りほどくかのように渾身の演奏をするエヴァンスが垣間見れる一枚。
この時期のエヴァンスの演奏はもうなにかを振り切っているようにも感じる。
当時指はパンパンに腫れ、ミスタッチの連続とも言われていた状況ながら、むしろ後期の作品群の中では最もはっちゃけたエヴァンスが見て取れる


ベースはマークジョンソン、ドラムはジョーラバーベラ
どちらもまだまだ若手のミュージシャンで組んだこのトリオがエヴァンスにとって生涯最後のトリオとなる。
二人の才能を信じ、時には煽るかのように演奏をするエヴァンスはきっとこのコンサートを楽しんでいたのだろうと感じられる。


僕にとってこのアルバムのBeautiful Loveは特別だ。今の自分の在り方を決定する瞬間に聴いていた曲でもある。


ジャズファンの中での地位はなんともいえないポジションになるのだろうが、
それでも圧倒的なパワーを持った一枚として、
そして、偉大なミュージシャンが死の直前に行った演奏としてぜひジャズなんて聞かないよって人にも聴いてもらいたいアルバム
だ。


下世話な言い方たが、あえて好きなCDとしてこの一枚を推せばなんとなく通っぽく聞こえるかもしれない。苦笑


エヴァンスを聴け!

とにもかくにもぜひ聴いてほしいエヴァンスのピアノ。


もしお時間のある方は、彼の紡ぎだす音楽を時系列順に聞いていってみてほしい。
エヴァンスというピアニストの魅力の理解を深めるとと同時に、
音楽という表現方法の持つ多様な可能性に改めて気づかされるはずだ。

続・ いよいよ飲食店全面禁煙か?受動喫煙対策法案、例外はどうなる?

細かい調整に入りつつつある受動喫煙対策法案。
例外についての検討が進む中で、
世論の意見は大きく分かれているようだ。


ノンスモーカーである筆者だが、
個人的には受動喫煙に関してはそこまでの抵抗はなく
もちろん苦しんでいる人がいるのは事実なのだから線引きをしっかりするのは大切だと思うが、
なんでもかんでもアウト!としてしまうのはいささか寂しいなという気持ち。



そのため受動喫煙対策法案の動きにはついつい目が行ってしまう。

受動喫煙対策法案とは?

つまるところ飲食店など不特定多数の人が出入りする場所での喫煙を原則禁止、
ないしは喫煙スペースを設けることを義務づける法案



世界でも特に受動喫煙に対する対策があまいとされている日本だけに、
単に受動喫煙が良いか悪いかという意味合いを通り越して、
2020年のオリンピックに向けて世界的な印象を高めるための政策でもある。


bollet.hatenablog.com

受動喫煙法案、通ると何がこまる?

ノンスモーカーが大半を占めるこの時代。
新成人でもたばこに手を染める人はレアケースになっている中で、
そもそも受動喫煙対策法案が可決されることになぜこんなに調整が必要なのか疑問に思う方もいるかもしれない。


たぶん僕も飲食店によくいくタイプの人間でなければ気にも留めなかったであろう。


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この法案に反対しているのは大概が飲食店関係者だ。


飲食店は一部地域を除けば現在たばこを規制するものはなく、
禁煙店や喫煙スペースを設けるお店が増えてはきたが、
喫煙できる空間としてお店を利用する人も多く、むしろ今後喫煙者の肩身が狭くなればなるほど、
飲食店というある意味喫煙を公的に許されたスペースの需要が高まると言うことさえ考えられていた。



そこにきてのこの法案。
個人店レベルのお店では改装費も出せないケースも多く
たばこを吸えないなら来ない、使う頻度が減るといったことに対する懸念が出てきているわけだ。


diamond.jp


しかし世界的には飲食店の禁煙が経済効果に悪影響を及ぼすと言う根拠はないとされており、
健康面まで考慮に入れれば飲食店での禁煙施策はプラスにしかならないという意見もある。



一方でこの考えはあくまで経済レベルで見た場合の考えでもある。
たとえばたばこをウリにしているシガーバー、商店街にあるような地域の人の寄合のようなお店、
個人経営のスナックや居酒屋で喫煙者が大半を占めているようなお店
に、
必ずしも影響がないとは言い切れないし、そのようなお店の場合は大手以上にダイレクトに経営へのダメージを与えかねない懸念もある。



また最近爆発的に増加しているアイコスのようなニュータイプのたばこをどのように扱うのかも難しい問題だ。

例外措置をとる方向へ

前回記事に書いた時点で、
小規模な飲食店は例外とするというような案が盛り込まれていたが、
今回これに加えてシガーバーのようなタバコをメイン商材とするお店に関しても例外とする方針になったようだ。


www.fnn-news.com

葉巻好きで知られる麻生副総理兼財務相の皮肉の利いた?一言で笑い(失笑?)がおきる国会のヒトコマもおもしろい。


果たしてどこからをシガーバーと定義するのか、特別な経営許可権のようなものを発生させるのかはまだ分からないが、
今後も動向が注目される受動喫煙対策法案である。

喫煙をめぐる動きに注目

喫煙という一文化に対して、


しかし間違いなく身体へ悪影響を与える文化に対して、


そして今までは社会ぐるみで容認・醸成してきたこの文化に対して、


僕らが選ぶべき妥協策はどこにあるのか、もしくは完全に抹消していく選択をするのか、
今後ますます喫煙に対する問題は注目される事柄となっていきそうな予感である。

コーヒーアレルギー?コーヒーやカフェオレで気持ち悪い症状に襲われる原因とは?

高校時代は朝食にコーヒーは付きものでした。
さして美味しくはないインスタントコーヒーでしたが、
それでも飲まないと一日がはじまらないというほど愛飲してました。


分かる人には分かると思いますが、
当時ハマっていた森博嗣のS&Mシリーズに登場する犀川さんのアンニュイな感じに憧れていたのもあるかもしれません。笑

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)


そこから一人暮らしをはじめてしばらくはコーヒーから遠ざかっていたのですが、
食べ飲みにハマってからは嗜好品のひとつであるコーヒーにも興味を持ち
またもともと甘いもの好きなので、ついついコンビニでカフェオレを手に取るのも相まって、
コーヒーの摂取が数年間から再開されたんです。


コーヒーを飲むと気持ち悪くなる?

そんな時に気づいた違和感。
美味しい。美味しいんですがなにかおかしい。


飲み終わると、ひどいときは飲んでいる最中から胃のムカムカや動悸、手の震えを感じることまであったんです。


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筆者ご用達の何の罪もない某カフェオレ。気持ち悪くなるのはこの商品のせいではない。飲むとほぼ毎回気持ち悪くなるが、断じて商品のせいではない。


コレはおかしいぞ、と思ったのですがどうもコーヒー飲料を摂取されているときに限定されているらしい。ということに気づき、
まさかコーヒーにアレルギーなんかないよなーっとググってみると・・・。


ありました。


あるんですよ。世の中にはコーヒーアレルギーなるものが。
症状的にもドンピシャ。自分はコーヒーアレルギーなのだということを自覚しました。
正確に検査は受けていませんが、まず間違いないと思います。

コーヒーアレルギーとは?

コーヒーアレルギーは遅発性の食物アレルギーの一種として認知されているようです。
この種のアレルギーはIgGアレルギー検査という特殊なアレルギー検査でのみ発見できるのですが、
これがけっこう高額で保険も効きません。


症状も重症化しやすい卵とかエビとかのアレルギーと比べるとさほど生活に支障は出ないため、
放置している人も多いのが現状ではないでしょうか?


しかしコーヒーの場合アレルギー以外にもカフェインに対する過敏症や依存症のような症状も考えられるのだとか。
カフェインが胃や神経を刺激することで吐き気や手の震えなどの症状を引き起こす可能性があると言うんですね。


ちなみに同じカフェインでもお茶類はタンニンがカフェインの働きを抑制するため症状が出にくいのだとか。



いずれにせよアレルギー的な反応がコーヒーを原因として起こることは十分にあり得るようです。
過敏症だかアレルギーだか分かりませんが、
コーヒーが体内に入ることで身体が軽く悲鳴をあげることは間違いないようです。

試行錯誤の対処法

それでもコーヒーやコーヒー飲料が好きなのでなかなかやめられません。
仕事中なんかに休憩がてらコンビニにいくとついつい買ってしまうコーヒー飲料
これがこの後の数時間の仕事の能率を逆に下げるとも知らないで・・・(実際は知ってるんですけどね・・・)。


やめられないなら対策するしかない。
ということで色々試した方法を書きだしておきます。

ゆっくり飲む

これが最も効果のある対策法だなと思いました。



例えば喫茶店とかでコーヒーをブラックで飲んでも意外と症状が出ないことがあるんです。
この事実をちょっと前までは質の良いコーヒーは反応が出にくいのでは?とか都合よく解釈してました。


実際に酸化したような鮮度の悪いコーヒーは吐き気などを引き起こす要因にもなると言われているんですが、
それ以上にお店で飲むコーヒーはじっくりとゆっくりと飲むから具合悪くならないのかも、ということに気づいたんです。


というのも、僕なんかはせっかちなのでコンビニでカフェオレとかを買うと10分くらいで全部飲んでしまうことがあるんですね。
これをぐっと我慢して一時間くらいかけてチビチビ舐めると、
いつもよりは症状が出にくい気がするわけです。


例えばお酒を一気飲みするとすぐ酔うけど、
ゆっくり飲むとずっと飲んでいられる
のと同じ原理なのかなと。

お茶と一緒に飲む

そうまでしてコーヒーを飲む必要があるのかと言われるとアレですが。


さきほども述べたようタンニンがカフェインを抑制するということから、
じゃあ一緒にお茶飲めばいいんじゃね?という安易な発想。笑


ただお茶自体にもカフェインがあるわけですから、
コーヒーのカフェインまで含めて抑制できるのか、
そもそもお茶そのものではなく、コーヒー由来の外部のカフェインに対して即効性のある抑制なのか
はわかりません。


実際飲み合わせてたところの印象としては、
まぁなんとなく悪くないかなという感じ。


タンニンがどうとかいうよりも、単純にお茶でコーヒーが薄まってるだけではという意見もアリ

刺激物はほどほどに

コーヒーに限らず刺激物はほどほどに。


でも"飲めない"というレベルになると悲しいもの。
特に対象が好きな物であればなおさらですよね。


今後もコーヒーを美味しく楽しめる方法を模索していきたいと思います。
もし良い案がある方は教えて頂きたいです。宜しくお願いします。



やはり同じことで悩んでいる人も少なくない模様。
www.teracchi.com

カクテルでもストレートでも美味しい!おすすめのドライジンを挙げていく

近年ブームが来つつあるといわれているジン。


ジンといえばジントニックマティーニなどのカクテルに使われる材料という印象が強いかもしれませんが、最近新たに発売されているタイプのジンはフレーバーも独特でそのまま飲んでも美味しい品質のものが増えてきています。


そこで今回は細かいことは抜きにして、実際に筆者が体験したことのあるジンの中から初心者の人でもぜひジンの奥深さを知ってもらいたいというコンセプトでおすすめをセレクトしてみました。



ぜひお試しあれ♪

そもそもジンとは?

「ジンといえばジントニックに使うお酒、強いお酒だよね?」くらいの知識しか持ち合わせていない方もいるかもしれませんので、
とりあえずジンのざっくりした解説から入りますね。


「そんなの知ってるよ」っていう方は次の項からご覧ください。

ボタニカルのエッセンスを含んだ蒸留酒

ジンはものすごく簡潔に言うと「植物由来のエッセンスを蒸留のさいに加えたお酒」です。
誤解を招くいい方をあえてすればウォッカや焼酎を作るときに植物を放り込んで作っているくらいに思っていただいていいと思います。


ジンの特徴は植物由来の香り。人によっては薬草っぽいとかクセがあると表現するその香りにあります。
主にセイヨウネズノミと呼ばれる松脂のような香りのする植物をメインに、
ブランドごとにさまざまなスパイスや香草、フルーツの香りを抽出して独自の味わいを生み出しています。


この独特の香りがジンに多様性を与えると共に、
ジントニックなどで他の材料とあわせることで複雑な風味を表現できるようになっているわけです。

もともとはオランダで生まれた

昔からあるお酒には嗜好品としてよりも薬用として生まれたものも多くあります。
実はジンももともとはオランダで薬として生まれたお酒。


解熱・利尿用薬用効果があるセイヨウネズノミを用いたジェネバと呼ばれるオランダのお酒が起源。


ジンは「オランダが生み出し、イギリスが洗練し、アメリカが大成させた」などとも言われるように、
オランダで生まれた後イギリスでよりドライで飲み口の良い"ロンドン・ドライジン"として商品化され、
カクテルブームも相まってアメリカで爆発的に知名度を広げたとも言われています。


もともとジンの大成はカクテルブームによるものも大きかったのですが、
今ではイギリスやオランダのならず、日本やドイツなど世界中で高品質なジンが生み出され、
ジンをそのままストレートやロックで楽しむ飲み方も広く推奨されるようになりました


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後ほど詳しく紹介する日本の京都で生産され販売されたジン「季の美」



洋酒業界ではちょっとしたプチブームがきているとも言われているんですね。

ジンの種類

ジンの種類は大きく分けて4種類。
ドライジン、ジェネバジン、シュタインヘーガー、オールドトムジンです。


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ドライジンは糖度を持たないイギリス生まれの洗練されたジン、
ジェネバジンはオランダ生まれのもともとのジンでドライジンと比べると少しクセも強いですね。



シュタインヘーガーはセイヨウネズノミそのものを発酵・蒸留して作るお酒、
オールドトムジンはドライジンに砂糖を加えて飲みやすくしたもので、
まだドライジンの製法が確立しきっていなかった頃にはそのクセをマイルドにするために好んで飲まれていたと言われています。



今回の記事では主にドライジンを中心に紹介して参ります。

カクテルでもストレートでも美味しいおすすめのジン

タンカレーNo.10

タンカレーはロンドンドライジンの中でもとりわけドライでキレのある洗練された味わいが特徴で、
ドライジンファンの中では好きな人の多いブランドです。



なかでもタンカレーNo10はタンカレーはラインナップの中ではプレミアムアイテム。


タイニーテンと言われる特殊な装置で作られるナンバーテンは、
通常のタンカレーよりも繊細ながら華やかでエレガント。味わい深さのある逸品


カクテルにしても冷やしてストレート、ロックでも美味しいジン。筆者も大好きなジンです。
ちょっと前にボトルの形が変わってしまって、



昔の方がスリムでカッコよかったんですが味は変わってないみたいなので一安心。
ぜひ試してみてほしい一本です。

No.3 ロンドンドライジン


ワイン商であるベリー・ブラザース・アンド・ラッド社が贈りだした高品質ジンがこちら。


まだジンのプチブームが起こるかどうかの時期に発売されたこのジンは、
当時としてはじんの中では抜けて高い値段で「なんだこれは」と思ったものでしたが、
飲んでみたらその実力にうなずかざるおえない仕上がり


いやらしくないジュニパーベリー(セイヨウネズノミ)の香りにシトラス系のフルーツの香りが追いかけてきて非常に複雑。
おそらくもともとのお酒の部分も丁寧に作っているのか、
飲み心地はとてもいいのにしっかり口内に広がっていく感じがあって美味しい。


正統派のロンドンドライジンの中では群を抜いた華やかさとポテンシャルを持っているように思います、

エギュベルジン

プロバンス地方のトラピスト派エギュベル修道院で作られているエギュベルジン。
フランス産のジンは今ではそこまで珍しいものではありませんが、比較的昔から作られていたこのジンはジン好きの間では密かファンも多いジンです。


ほのかに甘さを感じるクセの少ないジンで、ジン嫌いな型にもオススメの一本です。


昔から押されを作っていたエギュベルはジン以外にもリキュールをはじめ様々なお酒を造っていますが、
今は別の会社がレシピとブランドだけ引き継いで、修道院では作っていないそうです。


ちゃんと修道院で作られていたころのもにはAyguebele(EじゃなくてA)と書かれていて、
以前その時代のものを飲ませ貰ったことがあるんですが、今のモノとはだいぶ違う味がしました。



お酒は資本や原料、世情によって同じブランドでも味が突然変わったりするのが面白くもあり悲しくもあるんですよね。

ヘンドリックスジン

ヘンドリックス ジン 44度 700ml

ヘンドリックス ジン 44度 700ml

割と最近発売された、プレミアム系のジンの先駆けだったように思います。


中でも風味づけにきゅうりを使っているのが特徴で、確かに瓜っぽい香りが広がる不思議なジンです。
僕は正直苦手なのですが、根強いファンのいるジンで、
特にきゅうり好きに試してもらいたいジンですね。


かっぱハイ(焼酎の炭酸割にキュウリスライスをいれたもの)を焼酎ではなくジンで作ってみるのも面白いかも?


モンキー47

モンキー 47 ドライジン 500ml ドイツ

モンキー 47 ドライジン 500ml ドイツ

個人的にはプレミアムジン、味わうジンの評価をぐっと引き上げるきっかけとなったジンだと思います。


ドイツで作られているジンで、やはり職人気質な人が多いのか、
異常な拘りによって作られているので味ももはやジンと呼んでいいのか分からないくらい美味しいです。


47種類の植物のエッセンスを抽出した複雑な味わい。あまりジン特有のヤニ臭さは感じないフルーティで繊細な味です。
中でもクランベリーを使っているためほのかに甘酸っぱい香りがたまりません。


そのままチビチビなめて美味しいジンです。

バスタブジン

マスター オブ モルト バスタブ ジン 700ml

マスター オブ モルト バスタブ ジン 700ml

その昔、ジンは風呂桶で香草の香りを作られていたと言われています。


そんな伝統的な?ジンの作り方を真似る・・・ことはさすがにしていませんが、
古くから存在したジンに敬意を払って名前が付けられたジンがこちら。


特徴はボタニカルとして使われているシナモンやカルダモンの香りをはっきりと感じられること。
まるで焼き菓子のようなあまーい香りがふわりと広がるジンです。


しかしお味はドッシリ系。決して生易しいものではありません。このギャップがたまらないジンです。

ボビーズジン

ジン発祥の地であるオランダのスキーダムで作られているジン。


作っている人のおじいちゃんがもともとジンを作っていてその味を再現したと言われていますが果たしてどこまで再現しているのか・・・。
お味はシトラスの香りがしっかりときいています。


レモングラスをしっかり効かせたさわやかな香りが特徴で、飲み口は爽快。
そのままでも美味しいし、ジントニックソーダ割りも最高です。


季の美

さまざまな芸術や伝統が根付く京都という街でジン造りに挑戦したいと言う想いから立ち上げられた京都蒸留所。
ここで作られているのが季の美です。


柚子や緑茶、紫蘇など和の香草をふんだんにとりいれて作られたジャパニーズジン。
繊細で優しい味わいにふんわりと香る和製ボタニカルの香りがマッチしています。


今注目のジンのひとつです。

The Kyoto Distillery – INSPIRED BY TRADITION


コーヴァルジン

コーヴァル ドライ・ジン 47% 500ml

コーヴァル ドライ・ジン 47% 500ml

洗練されたラベルが印象的なジンはアメリカはシカゴで作られています。


アメリカも最近は職人的な仕事でお酒を造るクラフトビールやクラフトジン、クラフトウイスキーなどが人気
このジンもそんな流れの中から生まれてきた。


クラフト酒は小規模生産が故にこだわりの味わいを表現できる反面、
まったく話にならない粗いお酒が混じっていたり、
実力はあっても認知度が低く日の目を浴びないものも多い。


その点ではこのコーヴァルは成功したジンと言えるでしょうね。日本にもしっかり輸入会社さんがついています。


ウイスキーなども作る同蒸留所は今世界で最も注目されているとも言われています。

ヴィクトリアンバット

キングスバリー ビクトリアンバットジン 700ml

キングスバリー ビクトリアンバットジン 700ml


ヴィクトリアンバットは19世紀のビクトリア時代と同じ製法で作られているジンで、樽熟成されていることが特徴。


スタンダードなものはそこまで色づいていませんが、ウィスキーの空き樽などで寝かせたユニークなタイプも発売されていて、そちらはほんのり色づいています。


ジュニパーベリーを二倍使用すると言うのも特徴で、ガツンとした飲み口がドライジン好きにはたまりません。

シップスミス

シップスミス VJOP ジン ブラック 700ml

シップスミス VJOP ジン ブラック 700ml

シップスミス ロンドンドライジン 700ml

シップスミス ロンドンドライジン 700ml


ロンドンで作られているジンで、こだわりの厳選されたボタニカルと通常よりも多めのジュニパーベリーによって生み出されるキレと複雑な香りが心地よいジンです。


ジンの中でも特にドライでクリアな味わいなので、のど越しを愉しみたい方やドライティーニにこだわりのある方にオススメしたい一本と言えるでしょう。


通常版に加え、味にうるさい日本市場限定で作られているアルコール57%のバージョンにも注目。その強烈な味わいはカクテルにしても活かされます。

マーティンミラーズ

マーティンミラーズ ジン 700ml

マーティンミラーズ ジン 700ml

マーティンミラーズは理想のジンを求めて友人に力を借りて作られたドライジンです。昔ながらの蒸留器で作られる伝統的なドライジンですが、こだわりのボタニカルや水を用いることで野暮ったさの無い、スタイリッシュな味わいを表現しています。


40%の通常版に加え、45%のタイプ「ウエストボーン」も注目で、フルーティーで力強い味わいをたのしめます。

ル・ジン

りんごのブランデー、カルヴァドス「クール・ド・リヨン」を作る会社が手がけたジン。


通常ブランデーに使用するりんごをジンのベースにするという奇想天外な発想?!ジンは普通穀物(麦とか)をベースにお酒を造りますが、
こちらはりんごをベースにしています。


繊細でやわらかく、嫌な雑味が出にくいフルーツのお酒。
香りもよく、そこにシナモンやジンジャーなど8種類のりんごとの相性もよいボタニカルを加えています。

絶妙なハーモニーを生み出す洗練された、新しいジンの形ですね。

ニッカ カフェジン

ニッカ カフェジン 瓶 700ml

ニッカ カフェジン 瓶 700ml

クラフトジンがブームになる中、マッサン効果でその知名度を上昇させたニッカが生み出した次世代のジンがこちら。


原料の甘みを残したまま蒸留出来るカフェスチルという蒸留器で作られた蒸留液に山椒やかぼす、柚子といった和製のボタニカルを配合したスピリッツを加えて作られたジン。


山椒のスパイシーな風味に柑橘の香りが追いかけてくる爽やかな味わいはジンの可能性をさらに広げてくれそうです。

カクテルでもストレートでも美味しいおすすめのジンを楽しもう

ジンってこんなに種類あるんだ?
そこそこジン好きだけどこんなのみたことない・・・。


そんなジンもあったのではないでしょうか?
筆者もまだも知らない、飲んだことないジンは山ほどあります。


それほど今ジンは日本でも一部のマニアに認められている一分野なんです。
皆さんもぜひ試してみましょう!

個人的にとっても美味しいと思うおすすめタブレットチョコレートのブランドを愛をこめて紹介します

今空前のチョコレートブームが来ているように思います。
様々なチョコレートブランドが国内外問わず展開し、様々な商品が販売されています。



近年ではBean to Bar(自社でカカオ豆を直接仕入れ、加工したチョコレート)の流れも強くなり、
チョコレートの世界観は益々広がっています。



筆者は正直Bean to Barだから美味しいとは思っていないですし、
クーベルチュール(極力余分な添加のない製菓用のチョコレート)から作られるチョコレートのクオリティの高さや安定感も捨てがたいと思いますが、
その辺は"おいしけりゃなんでもいい"と言うことで、
今回は個人的にイチオシしたいタブレットのチョコレートブランドをご紹介したいと思います。



今回の記事は随時更新・追加・削除して参ります。
現時点での筆者の独断と偏見による、これはウマイと思うタブレットチョコレートのご紹介としてご理解くださいな。


なお、愛がこもっているので少し長いですがお付き合いください。笑


そもそもなぜダブレットなのか?

タブレットチョコレートとはこんな感じのチョコレート。

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身近なところでは明治の板チョコのようなイメージ。つまり板チョコのことです。
チョコレートにまつわるお菓子は本当に広範にわたり、同じブランドでも全てを網羅するのは至難の業です。


加えて近年のチョコレートブームでは、
カカオの品種や生産地を意識する動きが強まっていて
まるでワインにおける葡萄のようにチョコレートにおけるカカオが重要視されてきています。


そうなると必然的に商品として増えるのは、
余計なものを添加せずカカオ本来の個性を活かして作るタブレットや正方形のカレと言われるようなチョコレート。


特に見た目はシンプルながらある程度まとめて作れて、
かつ作り手の個性を範囲させやすいタブレット型チョコレートは注目される分野となりました。



最近では明治が発売したカカオにだわったチョコレートシリーズは爆発的なヒットに。


この商品は企画段階でお偉いさんから却下されたものを、
企画側が「あなたたちがターゲットじゃないんで」といって無理やり押し通して製品化されたという美談としても有名になりましたよね。

「明治ザ・チョコレート」 開発担当者が社内を説得した言葉に大反響 - ライブドアニュース



そんなことで今業界から注目されているタブレットチョコレート。
実際にいろいろ食べてみても、
シンプルが故に美味しく作るのが難しいな、と思うわけです。



個性のない別にこれじゃなくてもイイ感のするものが氾濫する中、
中には一口食べて「おっ」と思えるものも多いので、
今回はそんな衝撃を与えてくれて、今なお自分の記憶に残るタブレットチョコレートを紹介したいと思ったわけです。



なお、今再び食べたらどうなのかとか、その時のコンディション云々はとりあえず置いておいて、
食べた時に感じた「おいしい」というインスピレーションを尊重した紹介になりますことをここに記しておきましょう

アメデイ

アメデイはイタリア・トスカーナのチョコレートブランド。
極個人的にタブレット型の中では最も美味しいと思っているもののひとつです。


amedei.jp


カカオそのものの個性を活かそうとする昨今の潮流の中、
僕が思うにアメデイのチョコレートは良質な素材を用いたあくまで製菓としてのチョコレート


カカオを活かすだけでなく、
あくまで技術を用いて味わいをまとめ上げている感じがするんです。


アメデイのどのチョコレートを食べてもブレンド・バランスのとり方にすごく注力しているのが感じられるんですよね。
良い意味でカカオばかりを感じないと言うか、主張が強すぎない。
でも広がるフレーバーや余韻はしっかりとしていて繊細。計算されているなという感じがするんです。



アメデイのそんなコンセプトはノーヴェという商品にしっかりと表れています。

AMEDEI オンラインショップ / ノーヴェ
通常ではありえない9種類ものカカオをブレンドして作られたダークチョコレート


お酒とかにも幅広く合わせやすいんですよ。
最近の露骨なBean to Barはあわせるお酒をかなり限定する印象なんですが、
アメデイにはそれがない。


農産物であるカカオに磨き上げられた人の技術が加わっている至高のチョコレート。
僕は原料偏重主義はあまり好きではないので、
こういう完成度の高いチョコレートが一番の大好物。


残念ながら直営店は現在日本では展開しておらず、
オンラインショップのみでの販売。


アメデイ撤退は「日本人ってほんとにバカみたいにわかりやすいのが好きなんだよね。」って思ってしまった。
どこどこ産カカオとか、根本を言ったらどうでもいいんですよね。
完成したチョコレートが美味しいならそれ以上のことはないんです。僕はそう思うんだけどな。


ショコラトリー・モラン

僕が今最も注目しているブランドで、
南仏ドローム地方のドンゼールに1884年から続く老舗のチョコレートブランド、現在四代目になるショコラティエが展開するブランドです。



最近ではサロンドショコラでも常連になりました。
小さなブランドなのでアメデイやドモーリのような代理店がついて展開するというようなことはしていないようですが、
実店舗では代々木上原のカカオストアさんで販売されていました。

www.timeout.jp



このブランドの魅力は"酸味の魔術師"と別名を持つようにカカオの酸味を本当にキレイに表現するところ。


僕は何種類も食べ比べたわけではないのですが、
本当にフルーツの香料を練りこんでいるんじゃないか疑うほどの芳醇でやわらかい酸味が広がる、
とてもフルーティーなチョコレート
を作ります。



他のチョコレート菓子に使う食材も自分の畑で原料から栽培して作ると言うのですから、
生粋の頑固職人系ショコラティエなんだろうなと勝手に想像してます。


www.zeniyaselection.com

一応オンラインでも買えるところがあったのでリンクしておきます。


ドモーリ

海外の割とマニアックなチョコレートブランドの中では比較的認知度が高く、
ちょっとこだわりの食材屋さんとかに行くと取扱いも多いのがこちらのドモーリ


イタリア・トリノのチョコレートブランドです。


創業者であるジャンルーカ・フランゾーニ氏が、カカオ豆を厳選。
中でも世界で0.01%しか現存しないとされる希少種クリオーロ種をとりあげ自社のチョコレートに積極的に使った功績は業界内では有名な話。

世界的にみても今のBaen to Barの潮流の原点にあると言えるのではないでしょうか?
ドモーリ社のチョコレートはカカオ品種ごとの商品展開を中心に多岐にわたっており、
そこそこ大きいブランドでここまでカカオの持つ個性に注目しているのはおそらくドモーリくらい。


そのような意味からもカカオそのものをしっかりと見つめるというチョコレート作りに与えた影響は大きかったはずです。


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こちらは今手元にあったドモーリ中でもスタンダードなイルブレンド

イル・ブレンドは6種類のカカオ(スールデルラーゴ、リオカリーベ、サンビラーノ、アプリマック、テューナ、アッリバー)をブレンド、カカオ分を70%で調整したドモーリのフラグシップのひとつ。

原材料にこだわりながらも、ちゃんとブレンドで自社の味わい表現できる力があることを示しています。


個人的にはうすめのタブレットで口内で溶かしやすく、チョコレートの風味を感じやすい形状に好感が持てます。
繊細で風味豊かなドモーリのチョコレート。
唐辛子入りや塩入りといった変化球もあり、ラインナップが豊富なので飽きないのも魅力のひとつ。


パーティーなどで持ち寄って食べ比べるのも楽しいでしょう。


ドモーリ D-FUSION 6枚 (6種類×各1枚)

ドモーリ D-FUSION 6枚 (6種類×各1枚)


ミニマル

ミニマルは渋谷区富ヶ谷に本拠を置く日本のクラフトチョコレートブランドです。

mini-mal.tokyo


ミニマルはおそらく日本でもかなり早い段階で“Bean to Bar Chocolate”専門店として立ち上げられた、
日本におけるBean to Barのパイオニアとして個人的には認識しています。

自社工房でカカオ豆から板チョコになるまでの全工程(選別・焙煎・摩砕・調合・成形)を行い、
カカオの個性を最大限に活かした味わいを表現する事をコンセプトとしています。



ラインナップされる商品はカカオ豆の状態を鑑みてその都度変化し続けており
焙煎の具合や摩砕の加減で味わい表現を付けており、
香料は一切使わないのにビターやフルーティーなどのフレーバーを表現すると言う試みに、
メディアからも注目を集め一時期購入は困難になりました。



ここ一年くらいで分野に新規参入する事業者が増えたため、
顧客はだいぶ分散されている印象はありますが、
やはりイオニアとして日本でこの分野を切り開いた事実は尊敬に値するかと。



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こちらは僕が手元に持っていたミニマルのチョコレートのパッケージ。
カカオや製法の細かいデータが記されたシンプルなパッケージ。


ガーナのカカオを使っていること、甜菜糖のみを用いていることなどが記されています。



なお、
最近発売された明治のザ・チョコレートシリーズがミニマルのそれと酷似していると言うことが話題にもなり、
ミニマル側は公式サイトで「関わっていない」という声明を出すまでに至っています。

明治のザ・チョコレートがMinimalと激似? 公式サイトで「関わった事実ない」とコメント - エキサイトニュース


それほどまでに日本のチョコレート業界で注目されているお店なのです。
銀座支店の出店やサロンドショコラへの出店、業界内での賞の受賞など、
まだまだ今後も動向が注目されるブランドと言えるでしょう。


ぜひお試しあれ♪

個人的に注目・美味しいと思うタブレットを販売するチョコレートブランドを紹介して参りました。
チョコに精通した人なら誰もが知るブランドばかりですが、
逆に僕の好みも分かると思うラインナップなので、オススメがあれば教えてほしいですね!


チョコにそんなに詳しくないけど興味アリな方はぜひここに載せているモノを試してみてください。
マニアック過ぎないけどマニア受けもするところを攻めていますから、
ここを押さえておけばチョコレートファンとしては十分な経験が出来るはずです。



ではでは、
充実したチョコレートライフをお過ごしください!

バレンタインが原因で渋谷でデモが発生したようです。

聖夜につぐ勢いをみせる一大イベント・バレンタインデー。

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そんなバレンタインの直前に非常に興味深いニュースが耳に入ってきました。

バレンタインを反対するデモが行われた

2017年2月12日。
一年の中でも12月24日に次いで、一説にはもはやそれを凌いで多くの男女が浮足立っているであろう日。
若者の街の代表格である渋谷でこんなデモが行われたようです。

dot.asahi.com


恋愛資本主義の粉砕を掲げる主催団体は「革非同」は結成10周年目を迎えるんだとか。
この団体は同団体の名誉会長でもある古澤克大氏が2006年に失恋したことをきっかけに、
かの共産党宣言に感化されて非モテとは階級問題だ!」という信念のもと立ち上げた団体なのだとか。


以降、同団体は毎年クリスマス、バレンタインデー、ホワイトデーに粉砕デモを繰り広げることを主目標として活動を展開してきました。


10周年として注目された今回は大手キー局や欧州からの取材もあり
前年度までよりも大きく注目された模様。そんなこんなで情弱な僕のようなところまで実態が明かされることとなったわけです。
確認してませんがどっかのワイドショーなんかでも取り上げられてたのかもしれませんね。



恋愛反対主義なのにもともとは失恋から誕生したと言う皮肉な団体ではありますが、
なんだかとっても暖かい目で見守りたくなる団体でもあります。


革命的非モテ同盟
革非同の公式ホームページ

バレンタインをどう捉えるか

日本におけるバレンタインの捉えられ方は周知のとおり独特ですよね。
チョコレートを女性から男性へ贈る日。
この定義が「革非同」の述べているような階級問題に繋がるかはともかく、
確かにこのイベントのせいで無意味に嫌な思いをする人がいるのは事実なのでしょう。



でも僕がこの記事を読んで驚いたのは、
そんな嫌な気分になる男性が大人になってもいるという事実。



クリスマスとかバレンタインデーとか、
確かに学生時代はこの辺のイベントは、
特にモテない男子諸君にとっては大きな命題であれやこれやと頭を悩ませたものです。



でも大人になってしまうと、そんなことにいちいち心動かされる余裕すらなくなってしまっていたことに気づかされました。
大人になったらそんなことはどうでもよくなる・・・勝手にそんな風に思い込んでいたんですね。


でも実際はデモ起こしちゃうほど気にしてる人がいる。
これは僕の中ではカルチャーショック。



いや、彼らが、その中の何割が本気でこのことに取り組んでいるのかは知りませんよ?
でもきっと想像異常にこういうイベントに心動かされている人って、
大人になってもたくさんいるんだろうなー。



むしろいつから自分がこれらのイベントに心動かされなくなってしまったのか、
気づいたらそう考えるようになっていた自分にも驚きです。



そりゃー、僕だって昔は誰もいなくなるまで待って放課後の下駄箱をいそいそと確認したんですよ?
なにもなくてもいったん教室に戻って引出を確認して、
そのあとさらにもう一回下駄箱を確認したものですよ?
なんだったら次の日の郵便受けまでチェックしましたね。


そんな時代があった僕ですらバレンタインの存在を忘れかけていた、
いや正確には忘れていないんですけど、重要性を失っていたんですよね。

バレンタインの捉え方は多様化している

僕のような考え方までいかなくても、
バレンタインの捉え方はだいぶ多様化しているようで、
近年では本命チョコ・義理チョコに次いで友チョコ自分チョコの重要性も増加。


ここ数年は男子から女子へプレゼントを贈ったり、男同士でチョコレートを純粋に楽しむパターンも増えてきたようで、
本来のバレンタインの在り方をはるかに通り越してただのチョコレートの日になりつつある2月14日。


恋愛観の変化も後押しし、今後このような動きはますます加速するのでは?と思うしだいです。


バレンタインが重荷になる日

人によってはチョコを渡すことがある種の義務と化しているパターンもあるようで、
義理チョコなんかを配ることも大きな負担と考えている女子も少なくないようです。


www.huffingtonpost.jp

こちらの記事内で女性はインタビューに、

デモに参加した40代の女性は、「義理チョコは廃止すべきだと思う。私は派遣社員だが、チョコの金銭的な負担も大きい」と話した。

と答えています。


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義理チョコって本当にやっかいな文化で、
義理チョコにお金や時間をかけることに愉しみを見出している人もいるので、
バレンタインが一般化し過ぎた現代では義理チョコをあげるのが当たり前の風習になっているコミニティでは大変だろうなぁと。



個人的には男性目線よりも義理チョコや友チョコに辟易する女性に同情してしまうかな。
男子は、貰えたら今日のおやつ考えなくて済むなーラッキーくらいに考えとけばいいんじゃないでしょうか?
もちろんもらえたら貰えたでお返しの問題とかもあるんでしょうけど・・・。

そんなに深く考えんなよってことで

色々な想いもあるのでしょうが、バレンタインでお悩みの方はそんなに深く考えんなよってことでまとめておきましょう。



世の中男子も女子もバレンタインにそんなに重きを置いている人ばかりじゃないですし、
かるーくスルーして精神衛生を健全に保って2月14日を迎えようじゃありませんか。


もちろん楽しめる環境にある人は楽しんだって構わないんですよね。
要は人それぞれってことなんでしょうね。



なんだかとりとめもない記事になってしまいました。



しかし、僕はチョコは大好きです。
美味しいチョコを作るためには多少の犠牲が必要。笑
ということでバレンタイン商戦はチョコ業界の発展のために、
お金をそこに使える人がバンバン投資して盛り上げればいいと思います。でも他人を巻き込むのはよくありません。



価値観の多様化した今だからこそ、バレンタインを重視する人は重視する、
興味ない人には強制しない、そんな雰囲気が大切なんじゃないでしょうか?



さぁて、今日は帰りにどんなチョコを買いましょうかね。
たまには奮発して


これでも買ってみますか。まだ食べたことないけどシャンパンとチョコ好きとしては外せないですよね?
コンビニで買うお菓子としてはちと高いけど笑